AK-69、リアルな描写で伝える“真実の愛”のかけがえのなさ 男女をテーマにしたショートムービーから考察
AK-69の人生、生き様が描かれたショートムービー
ショートムービーでは、「男と女のすれ違い/目線/出会いと別れ/崩壊と再構築」などのキーワードを軸に、“AK-69自身の人生と生き様”がドラマティックに映像化されている。主人公である若かりし頃のAK-69の役は、映画『ちはやふる上の句・下の句・結び』など多数の話題作に出演する清水尋也。哀愁や影を漂わせながら好演している。その相手役である女Aを演じた山崎紘菜は、『第7回東宝シンデレラオーディション』で審査員特別賞を受賞した経験も持つ注目の女優で、全編を通してピュアな存在感が光っている。そして元AKB48の永尾まりやが妖艶な恋人役・女Bを演じ、第2章「I Don’t Wanna Know -Season2-」では、衝撃のラストを展開した。
監督を務めたのは、『PFFアワード2016』観客賞を受賞のほか、数多くのMVを手がけている内山拓也。今作では台詞を語る以上の説得力を持った役者の表情が抜群で、それを引き出した監督の手腕が光っている。また、King Gnuの「The hole」MVでも見せた、ラブシーンや夜の情景の美しさに定評がある通り、今回も映像の美しさに目を見張る。文化服装学院を卒業後、スタイリストを経て映像制作に携わるようになっただけあって、どのシーンを切り取っても実にスタイリッシュだ。このショートムービーにはAK-69も出演し、十字架にはりつけにされているようなシーンや、特殊メイクで老人になったシーンなど、ストーリーテラーとして一人の人生を、身体を張って演じているところも見どころの一つだ
ニューヨークのNo.1 HIP HOPラジオ局として名高い「HOT97」に日本人として初のインタビューを受けた経験を持つほか、伝説的HIPHOPレーベル<Def Jam Recordings>の日本での再始動後初アーティストとして電撃契約を果たすなど、孤高のHIPHOPアーティストとして活動してきたAK-69。常に上を目指すファイティング精神を欠かさないスタンスから、多くのトップアスリートが彼の楽曲を入場曲や自身のテーマ曲として選んできた。アーティスト内でも彼をリスペクトする者は多く、HIPHOPのジャンル以外でも、UVERworld、清水翔太、Toshl(X JAPAN)などが、楽曲にゲスト参加していることでも知られる。
AK-69が“男と女”、“恋愛”という極めてパーソナルな部分にフォーカスした今回の作品。そのリアルな描写があるからこそ、“真実の愛”のかけがえのなさが痛いほど伝わってくる。これまでも常にリアルを追求し、自らの音楽を発信してきたAK-69という一人の男の生き様が、これまでとは違った角度からはっきりと表現されたのが、このショートムービーだ。鮮烈な映像の話題性も含めて、AK-69の存在感に改めて注目が集まるのは間違いない。
■榑林史章
「THE BEST☆HIT」を経て音楽ライターに。オールジャンルに対応し、インタビュー本数は延べ4,000本。現在は日本工学院で講師も務める。
■配信情報
AK-69『ハレルヤ -The Final Season-』(Digital EP)
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AK-69特設サイト
<収録内容>
M1.See You Again -Season 1-
M2.I Don’t Wanna Know -Season 2-
M3.ハレルヤ -The Final Season-
M4.THE ANTHEM (THE ANTHEM JAPAN TOUR in 埼玉)
M5.Divine Wind -KAMIKAZE- (THE ANTHEM JAPAN TOUR in 埼玉)
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