城田優、MattとKinKi Kids「愛のかたまり」デュエットも “結婚”モチーフにした華々しいワンマンコンサート初日公演

城田優、ソロ公演レポート

 城田優が2月24日、昭和女子大学 人見記念講堂にて自身初の4都市ツアー『城田優 Concert Tour 2020~Mariage~』の初日を迎えた。城田は、数多くのミュージカルやTVドラマ、舞台などで活躍する人気俳優でもあるが、この日は“歌手・城田優“の魅力をたっぷりと見せつけた。

 本公演のモチーフは、ツアータイトル通り、Mariage=結婚。MCの中で「今日は皆さんに一生分の恋愛をして帰ってもらおうと思います」と語る城田。さらに、「彼氏がいる人、彼女がいる人は、その方を思って聴いても良いですし、お望みであれば私が……」と冗談交じりに言うと、笑いと共に大きな拍手が沸き起こる場面も。さらに、Mariageという言葉には“2つの物が混ざり合う”という、もう一つの意味も込めていることを明かした後に、「曲と城田優の歌のマリアージュ」に挑戦したというJ-POPカバーアルバム『Mariage』を5月13日に発売すると告知。アルバムの発売は約1年半ぶりということもあり、ファンは「待ってました!」と言わんばかりに大歓声をおくる。さらにこの日に披露したセットリストも多く含まれると言うと、一層歓声は大きくなった。

 そんなこの日のライブでは、カバー曲を含む様々な恋愛ソングが披露された。中でも、切ない大人の恋愛を歌った平井堅の「even if」では、やわらかなスポットライトの下で、たっぷりと感情を込めて歌う様子が印象的だった。さらに、アコースティックギターの音色と共にしっとりと披露したのは、宇多田ヒカルの代表曲「First Love」。女性曲でも違和感なく歌いこなす歌唱力は、流石の一言だ。ハスキーで色気のある低音から、伸びやかでうっとりするような高音までを使いこなす城田の歌声は、集まった2000人の観客たちの心を奪い魅了した。

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