シャイニーカラーズ、最新曲がチャートで存在感 作家の職人技が最大限発揮された“王道アイドルソング”に

 「SWEET♡STEP」は、2次元作品に出てくるアイドルの全体曲という位置づけです。では、現実世界に存在する3次元のアイドルの楽曲とフラットに並べてみるとどうか? そう考えても、かなりのクオリティの高さです。

 シャイニーカラーズの楽曲は、王道的、正統派と表現することもできるでしょう。ただ、現実世界のアイドルは、そうしたキーワードをよく使うものの、音楽的には上手くイメージを作れないことも多々あります。なぜなら、現在「王道的」や「正統派」という言葉に最もふさわしいアイドルとは乃木坂46であり、それに比類するクオリティの音楽を作るのは容易いことではないからです。

 そんなことを考えてしまうのは、NA.ZU.NAが、乃木坂46の生田絵梨花のソロ曲「命の真実 ミュージカル『林檎売りとカメムシ』」(2016年)の作編曲をしていたからでした。つまり、起用する作家と担保されるクオリティに関しては、シャイニーカラーズが乃木坂46と肩を並べているわけです。

乃木坂46 『命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』Short Ver.

 3次元のアイドルが直面することになる、ストレートで王道的な楽曲を作ることの困難さを、2次元のアイドルが軽々と飛び越えていく。そんな光景をイメージしたのが、『THE IDOLM@STER SHINY COLORS SWEET♡STEP』でした。

■宗像明将
1972年生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。近年は時流に押され、趣味の範囲にしておきたかったアイドルに関しての原稿執筆も多い。Twitter



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