Creepy Nutsはラジオスターの階段を駆け上がるーー中野サンプラザの大盛況イベントを見て

Creepy Nutsはラジオスターの階段を駆け上がるーー中野サンプラザの大盛況イベントを見て

 Creepy Nutsは、着実にラジオスターの階段を駆け上がっているーー2月9日に中野サンプラザで行われた『ニッポン放送「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)『THE LIVE 2020』 ~改編突破 行くぜ HIP HOPPER~ 」』は、音楽だけに止まらない2人の勢いを如実に示すイベントとなった。

 この日の来場者は、当日来場者が2100人、ライブビューイングで1万人を超える観客が見守り、会場のチケットは即完するなど、プレミアムチケットとなった本イベント。しかし、開催が決定してからこれまで、何度も番組で「どんな企画をやる?」と話題に上がってきたものの、「『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を上映する」以外は決定しておらず、結局、開演と同時に『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が上映され、客席が大爆笑に包まれるなか、イベントがスタートした。

 映画が全編流れるのか、と思ったその瞬間に映像が止まり、舞台裏からR-指定が「あかんやろ!」とツッコミ。松永が「よく止めてくれた。言った手前、後には引けなかった」と感謝し、ひとしきりトークしたところでタイトルトークとともにSEが流れ、二人が登場。松永が「番組が始まって2年弱、ついにイベントをすることができました。ありがとうございます」と謝辞を述べ、R-指定が「ライブビューイングのお客さんは、もう帰ってるかもしれん」と心配しつつセットイジりへ。スタッフの思う“ヒップホップ”が体現されたステージを見たR-指定は「これ、セサミストリートやん。90年代のアメリカのヒップホップのさらに浅い解釈」、松永は「グラフィティがダサいのは致命的」とツッコんだ。

 続けて、松永が「ラッパーだったらそういうやついけるでしょ?」と要求し、R-指定が「中野サンプラザ盛り上がっていけますかー!?」とコール&レスポンスで場の空気を温めると、松永の「いろいろ話した結果、いつものラジオをやることにしました」という一言とともに「ヒップホップニュース」のコーナーへ。

 「ビリー・アイリッシュが『最近のラッパーは嘘つきだ。「俺はAK-47を持ってるぜ」とか、は? 銃持ってないでしょ、みたいな』と言っています」と米『VOGUE』誌のインタビューで発言していたことをネタにトークを繰り広げ、R-指定が「ボースティングなところもありますよね」と話すと、松永は「ボースティングな。俺もやってた。小学生の頃、ミュウ持ってるって言ってたから」とボケ、R-指定から「ラッパーの銃持ってるとお前のミュウ持ってるは違うねん」と韻を踏みながらツッコまれる場面も。

 幕間のVTRでは、番組内で1度取り上げたところ、Creepy Nutsとラジオ周りのSNSを軒並みフォローしたり、音源を送りつけてきたりと、執拗に絡んできたことでおなじみのロサンゼルス在住ラッパー、リル・コーリーに、Creepy Nutsのマネージャーである森氏がTwitterのDMと電話で出演依頼をするも、留守電ばかり……という映像が挟まれた。

 幕間明けには「ラジオHIP HOP!」のコーナーへ。1通目の「くちゃくちゃ音を立てながら食べるクチャラーは嫌われますが、チェケチェケ音を立てながら食べるチェケラーは嫌われますか?」というメールに、R-指定が「2020年にもなって、ヒップホップを『チェケ』でイジるな」と番組ではお決まりのイジられ方に改めて苦言を呈したかと思えば、「松永さんのDMC優勝を見て、DJを始めた初心者なのですが、あれだけ馬鹿にしてた“チュクチュク”の音も出すのが難しいことに気づきました。初心者向けのテクニックはありますか?」というメールには、松永が実際にDJブースに立って「レコードに一旦手を置いて巻き戻し、レゲエホーンを連打する」というテクニックを解説する一幕も。

 ここで、またしても幕間VTRで、リル・コーリーとの対話の続編が。一時はノリノリで出演に応えるも、ノーギャラと聞いた瞬間に掌を返して出演を見送るという、至極当然なオファーの断り方をし、松永も「お金払えよな。これに関してはリル・コーリー に悪い」、R-指定も「弄びすぎやな。そういう使い方よくないよ」とツッコミを入れた。

 中盤では、先週の放送で話題になった「松永チームで闘いたいリスナー、R指定チームで闘いたいリスナーがステージに上がり、フリースタイルでバトルする」という企画『THE・地獄』がスタート。ビートを一回止めてラップさせるという優しい立て付けながら、経験ゼロのリスナー2人がフリースタイルを繰り広げるという地獄のような光景が。松永チームとしてステージに上がった女性リスナーが「松永さんへの愛を伝えます」と話したことで、松永が“贔屓する”という展開もありつつ、結果は両者の健闘を称えてドロー。壇上に上がったリスナーには、Creepy Nutsのサイン入りトートバッグが贈呈された。

 続いて、松永の「デュエリストの血が騒いできた」という一言をきっかけに、この日のグッズとして販売された「メモカード(R-指定の台本へのメモ書きをもとに作ったカードゲーム)」を使った「カードスタイルMCバトル」のコーナーへ。実際の物販では、あまりの売れ行きに他グッズを差し置いて真っ先に完売したが、エンディングで事後通販が行われることもアナウンスされた。

 3回目の幕間では、三四郎の相田周二がR-指定に年越し特番で「バチボコを入れてほしい」「FLOWって言ってほしい」「ウィーアーファイティングドリーマーって言ってほしい」「それらをテレビで叫んだ後、FLOWのボーカルのサングラスを盗んでほしい」など様々な指令を吹っかけ、『COUNT DOWN TV』でしっかり実行するも、「サングラスを取ってくる」というお題がクリアできずに失敗した「ウィーアーファイティングドリーマーチャレンジ」について、マネージャーの森が代わりにFLOWのKOHSHIにサングラスをもらいに行く(そして見事受け取る)映像が流れる。なお、R-指定はスペシャルウィークの『三四郎のオールナイトニッポン』にゲスト出演し、相田にこのサングラスを届ける予定だ。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる