『PRODUCE 101 JAPAN』出身 JO1の“姫”こと川西拓実 アイドル性を構成する3つの要素

JO1川西拓実、アイドル性を構成する3要素

 本稿を執筆している1月29日、寝不足である。というのも、日付が変わった瞬間に公開されたJO1の1stシングル『PROTOSTAR』Concept Trailerの再生ボタンを押す手が止まらなかったためだ。この記事を読んでいる多くの方が視聴済みであろうから今さら解説は不要だと思うが、「この短期間で彼らに何があったのか」が初見の感想だ。ワイモバイルのCM、NIKE_ONEプロジェクトの動画で見た素朴で初々しい彼らの姿はそこにはなく、完成された“ダンス&ボーカルグループ・JO1”が映っていたのである。

JO1|1ST Single『PROTOSTAR』 Concept Trailer
川西拓実

 こうして新しい顔を見せ、Twitterで「#JO1」がトレンド入りしたほど盛り上がりを見せているJO1。彼らをより多くの人々に知ってもらうべく、前回は「PROTOSTAR」でセンターを務める豆原一成について紹介した(Concept Trailerのナレーションも最高だった)。今回はグループの“姫”こと、川西拓実に注目したい。

 川西は兵庫県出身、1999年6月23日生まれの20歳。ピンクのヘアスタイルがトレードマークの、今年度新成人を迎えたメンバーだ。川西は『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!、TBS系)第1回目のレベル分けテストでBクラスという位置づけだったものの、再評価テストですぐにAクラスにステップアップ。その後もダンス、歌ともに未経験とは思えないパフォーマンスを披露し、メキメキと成長を見せた。特に、同じ練習生たちからの評価も高いのが印象的で、テストの中でも度々メインパートを担ってきた。

 川西の魅力は、何と言っても想像以上の成長スピードだろう。2019年9月1日に行なわれたマスコミ向けのお披露目会で、川西は国民プロデューサー代表かつMCであるナインティナインの真後ろにいた。自然と目に付き、表情の作り方にまだ慣れていないようだが、整った顔立ちで華がある、と感じたのを覚えている。いざ番組が始まると、想像以上の速さで魅力的になっていったから驚きだ。なかでも人を惹きつける表情は特筆すべきで、SNS上ではファンたちからも「尊い」、「美しい」、「儚い」など、表情に関する声が多々挙がっている。この表情も含め、川西の天性とも言えるアイドル性はグループ随一と言っても過言ではないだろう。

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