動画再生3億回超えの人気歌い手 Lefty Hand Creamとは? リスナーを魅了する唯一無二の“癒し”の歌声

LHCが持つ、“癒し”の歌声

 米津玄師をひとつの象徴にして、ヒット曲を産み落とす才能の宝石箱はネットにあると証明された昨今。動画共有サイト「ニコニコ動画」や「YouTube」などを通じて、音楽を発信するネット出身アーティスト。ボカロP出身の須田景凪や神山羊、歌い手から登場したEveやまふまふ、突如YouTube上に登場したずっと真夜中でいいのに。など、インターネット上での活動が話題を呼び、メジャーシーンへ進出するアーティストも年々増えている。

 そんな中、今話題になりつつあるのが、12月7日より放送開始される要潤主演のフジテレビ系オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』の主題歌に抜擢された、新人女性シンガー・Lefty Hand Creamだ。

 2014年より音楽系YouTuberとして、楽曲のカバー動画を投稿しはじめ、その透明感のある可愛らしい歌声で瞬く間に注目を集めてきた彼女。YouTubeにおけるチャンネル登録者数は約47.3万人、動画総再生回数はトータル3億回再生超えと、並々ならぬ実績を持つ。また、カバー動画に寄せられるコメントを見ると、日本のみならず、海外からも支持を得ていることも分かる。

Official髭男dism『Pretender』Full cover by Lefty Hand Cream

 過去には、様々な歌い手を招いたソロプロジェクトを展開する人気音楽系YouTuber コバソロともコラボ。コバソロオフィシャルチャンネルに2016年2月に投稿された西野カナ「No.1」のカバー動画は4,600万回再生以上を記録。そのほか、RADWIMPS「なんでもないや」、GReeeeN「キセキ」、back number「クリスマスソング」……いずれも2000万回再生を突破するなど、アップした動画が軒並み高い再生回数を記録し、人気歌い手としてブレイクを果たした。

 最近でもOfficial髭男dismやヨルシカなどのバンド系から、欅坂46や乃木坂46といったアイドル系まで、幅広くカバーしているLefty Hand Cream。ただ、男性・女性ボーカルに関わらず、その唯一無二の歌声は、彼女にしか生み出せない独自の世界観を構築。耳にした時の最初のインパクトで聴き手を魅了し、その後何度もリピートしてしまうリスナーも少なくない。

西野カナ/No.1『掟上今日子の備忘録』主題歌(Full Cover by Kobasolo & Lefty Hand Cream)

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