ジェジュン、BIGBANG D-LITE……K-POPアーティストによる個性豊かなJ-POPカバー

 先日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でジェジュンがDREAMS COME TRUEの「未来予想図Ⅱ」を披露し、大きな話題を呼んだ。その後9月25日にリリースされた、同楽曲を含むジェジュン初のカバーアルバム『Love Covers』は、2019年10月7日付オリコン週間アルバムランキングや同日付のビルボードジャパン「総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”」で1位を獲得した。

 実はジェジュン以外も多くの韓国のアーティストたちが日本の楽曲をカバーしている。今回は、彼らによる、J-POPカバーをいくつか紹介したい。

『Love Covers』ジェジュン

ジェジュン『Love Covers』

 『Love Covers』は、「メロディー」(玉置浩二)、「First Love」(宇多田ヒカル)、「奏(かなで)」(スキマスイッチ)、「チキンライス」(浜田雅功と槇原敬之)など、J-POPの名曲7曲を収録した、ジェジュンにとって初のカバーアルバムだ。アルバムは「愛してる」(中島美嘉)の甘い歌声から始まる。

 『ミュージックステーション』で披露された「未来予想図Ⅱ」は、DREAMS COME TRUEの中村正人が絶賛するほどの仕上がりで、視聴者を引きつけた。ジェジュンの解釈による「未来予想図Ⅱ」は、切ないラブソングになっている。

 アルバムの最後は、ライブでも披露した尾崎豊の「Forget-me-not」で締めくくる。誰もが一度は聞いたことのある楽曲を、ジェジュンなりにアレンジし、新たな彩りを与えた。一曲一曲に対する彼のリスペクトを感じることのできる聞き応えのあるカバー作品だ。

『D’scover』D-LITE (from BIGBANG)

D-LITE (from BIGBANG)『歌うたいのバラッド』M/V (Japanese Short Ver.)

 BIGBANGのメンバー、D-LITEはカバーアルバムで日本ソロデビューを果たしている。2013年にリリースされた『D’scover』は、亀田誠治、松尾潔、笹路正徳、VERBAL、4人のプロデューサーを迎えて作り上げられた。アルバムは「陽のあたる坂道」(Do As Infinity)から始まり、「全力少年」(スキマスイッチ)、「やさしさで溢れるように」(JUJU)などのカバー曲9曲と、オリジナル曲「WINGS」と「BABY DON’T CRY」の日本語バージョンが収められている。

 MVも公開されている「歌うたいのバラッド」はシンガーソングライター・斉藤和義の曲だ。オリジナルは斉藤のどこか泥臭く力強い声と、彼の奏でるギターの音色が特徴的だが、D-LITEのカバーしたバージョンでは彼の持つ温かく包み込むような声から、曲の中にある優しさや切なさが滲み出て、また違う色を見せている。

 「じょいふる」(いきものがかり)では、「歌うたいのバラッド」とは打って変わったD-LITEの姿を見せる。「ナルバキスン(Look at me,Gwisun)」や「あ・ぜ・ちょ!」などのコミカルな曲も歌いこなすD-LITEにとっては「じょいふる」のようなファンと一緒に盛り上がる曲は得意中の得意だ。甘い歌声を聞かせるバラードももちろんだが、「じょいふる」のような曲を選曲したのは、D-LITEらしい。高い歌唱力を持っているからこそ、様々なタイプの曲を歌いこなせるのだろう。

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