PENTAGON、WARPs、INTERSECTION……ボーダレスな活躍期待されるボーイズグループたち

PRIZMAX キーワード:#ハリウッド #オール英語詞

 俳優としても活躍するミャンマー出身の森崎ウィンを有するグループとしても知られるPRIZMAX。森崎は2018年にスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』でメインキャストに抜擢され、ハリウッド進出したことでも話題を集めたメンバーだ。グループは日本のみならずミャンマーを中心とした海外への露出を着実に増やしており、公式Facebookのフォロワーは30万人を超えている。2019年には数多くのアーティストを輩出するエンタテイナー養成スクールEXPG出身のパフォーマー・小川史記、のびやかな歌声が心地よいバックボーカル・ケビン、同じくバックボーカルで19歳というフレッシュな最年少・森英寿という3人の新メンバーを迎え7人体制に。ボーカルの森崎ウィン、パフォーマーの島田翼と福本有希、ラッパー&パフォーマーの清水大樹の4人と化学反応を起こし、グループとしての個性も、パフォーマンスの幅もますますレベルアップし、追い風ムードだ。

 2019年4月に新体制になって初めてリリースした最新盤『FRNKSTN』では少女時代、SHINeeらの楽曲を手がけ、世界を舞台に活躍するJeff Miyaharaをサウンドプロデューサーに迎え、収録曲はオール英語詞。また、リードトラックの「DANCE」は森崎ウィンが英語、日本語、ミャンマー語、韓国語の4カ国語を混ぜて歌う「DANCE(INTL VERSION)」もあり、音楽への取り組み方にも世界を見据えたビジョンが感じられる。9月にはタイ・パタヤビーチで初のアジアのアイドルイベント『ASIAN IDOL MUSIC FEST2019』への出演も決定しており、海外からの反応も熱い。12月には『PRIZMAX Live Level 9~CIRCUS WINTER EDITION~』ではどんなステージが見られるのか楽しみだ。

PRIZMAX 『DANCE』(INTL VERSION)

JBJ95 キーワード:#日韓デュオ #プデュ出身 

 日本人ボーカル・高田健太と韓国人ラッパーのキム・サンギュンによる日韓混合の2人組ユニット。2人は2017年に韓国で放送され社会現象を巻き起こしたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』のシーズン2に出演し、話題に。番組では惜しくもWanna Oneとしてのデビューは逃したが、ファンの熱望により結成された期間限定グループJBJの一員として2017年10月にデビューを果たした。その後、2018年4月にJBJとして期間限定活動を終えたのち、2人の生まれ年である“95”をかけた「JBJ95」という名のもと同年10月に新たなグループとして再始動。2019年3月にリリースした2ndミニアルバム『AWAKE』は、日本のiTunes K-POPアルバム部門1位、総合15位を記録し、今年6月には日本オフィシャルファンクラブも開設されている。

 主な拠点は韓国に置きつつも、2018年にはソウル・東京・大阪・タイ・フィリピンで単独アジアコンサート、2019年には日本・韓国でファンミーティングを開催し盛況を得たJBJ95。8月に公開された最新楽曲「SPARK」はYouTubeでのMV公開から3週間で早くも再生回数93万回を突破している。

 なお、JBJ95は先日韓国のアプリ「STARPASS」を通して行われた6カ国語(韓国語、日本語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、英語)対応のグローバル人気投票で計3,733,511票を得票し1位を獲得。1位記念の特典として、ニューヨークのタイムズスクエアの電光板掲示板に2人の電子広告が飾られることが決まっている。

JBJ95 - 불꽃처럼 (SPARK) MV

■後藤涼子
編集・ライティングユニットomo!(オモ)として、ガイドブックや韓国エンタメ等の書籍・雑誌・コンテンツ制作に携わる。日韓の俳優やアーティストのインタビュー、翻訳・通訳コーディネートも。著書に『Seoul guide 24H』(朝日新聞出版)ほか。インスタグラムアカウント@ryoco_omo

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