『スッキリ』に出演 INTERSECTION、世界から注目される新世代ボーイズグループの魅力とは?
8月21日に1stデジタルアルバム『INTERSECTION』をリリースするINTERSECTION。彼らは今注目されている4人組グループだ。8月6日には、加藤浩次、近藤春菜、水卜麻美がMCを務める朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に出演し、生パフォーマンスを披露。楽曲を一度聴いたらわかるように確固たる実力を持った“IT BOY”だ。本稿では、彼らが今人気を集めるに至った理由を読み解いていきたい。
INTERSECTIONは、2015年に結成された。メンバーは、Mika、William、Kazuma、Caelan。全員が日米ハーフのバイリンガルなだけでなく、ニューヨーク、ハワイ、カリフォルニア、キューバといった異なる文化圏で育ったというバックグラウンドを持っている。複合的なカルチャーの中で過ごしてきた彼らの感性は、フラットかつグローバルだ。
そんな彼らは、日本のみならず世界から注目されている。2019年6月19日に公開された「You're the Reason」のMVはすでに300万回再生を突破し(8月5日時点)、グッド評価も4.7万件。このように数字の面ですごいのはもちろんなのだが、特筆すべきはコメント欄に見えるファンのグローバルさだろう。日本は言うまでもなく、マレーシアやインド、中国からも彼らを応援する声が届いているのだ。国内音楽市場の細分化が進んでいる現代において、リスナーの母数を世界規模で持つことができるのは大きな強みといえる。
では、なぜ世界規模で人気を博しているのか。それは、彼らのクリエイションが徹底した本格志向だからである。『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務めるKazumaを筆頭に、天才的なビジュアルを誇る4人だが、彼らはルックスに甘んじてクリエイティブで妥協するようなことは一切しない。メンバー全員が、作詞作曲を手掛け、能動的に表現を行っている。そして、そのクオリティーは「1Dの後継者」「BTSの成功に続くボーイズグループ」などと評されるほど高い。
彼らはポップスだけでなくジャズやソウル、R&Bなど様々なジャンルの影響を受け、自分たちのクリエイティブへ柔軟に反映してきた。インスパイアされたアーティストには国外だとフランク・オーシャンやThe 1975、国内だとサカナクションや星野源をあげていたが、INTERSECTIONの音楽を聴いているとその片鱗を感じ取ることができるだろう。
また、それを表現する力を持っているのも大きなポイントだ。高音を伸びやかに歌いこなす歌唱スキルに、ムーンウォークだってスマートにこなしてしまうダンススキル。パフォーマンス力の高さは、他のボーイズグループに勝るとも劣らない。楽曲、パフォーマンス共に、珠玉の4人組なのだ。
それだけ本格志向なアーティストだと届くところにはすでに届いているもので、2018年にはSpotifyの「Early Noise 2018」に選出。2019年の初めには、YouTubeが選ぶブレイク期待アーティスト「Artists to Watch」にも抜擢された。まさしく音楽関係者の折り紙つきというわけである。
なお、彼らへのラブコールは音楽業界だけにとどまらず、カルチャー、とりわけファッション業界からの視線も熱い。BALENCIAGAやPRADA、Dior、Louis Vuittonなどのハイブランドのコレクションやパーティーへの招待は後を絶たず、MV・ジャケット写真の撮影やライブの出演時等にはブランド側から最新のラインが提供されている。どんな服でも着こなしてしまうスタイルの良さはもとより、ファッションに対する感度が高い彼らは現代のファッションアイコン。今をときめく“IT BOY”なのだ。