乃木坂46『筒井あやめ 制服コレクション』に見る制服の変遷 時代の潮流にあわせたデザイン性

 話題を再び、制服衣装に戻す。「制服コレクション」を観ていて気づくのは、セーラー服やブレザーといった学生服のデザインを踏襲した初期の制服から、徐々にファッショナブルな衣装へと変化していっていることだ。10thシングル『何度目の青空か?』は当時トレンドだった緑とチェック柄を合わせたデザイン。えんじ色のカラーとテーラードジャケット型の13thシングル『今、話したい誰かがいる』には大人な雰囲気が漂う。夏曲と呼ばれる21stシングル『ジコチューで行こう!』は、ヴィンテージマリンがテーマ。『Sing Out!』は、清楚さを持ち合わせたトラディショナルな雰囲気を意識したとMURRALデザイナーの村松祐輔氏はTwitterにて明かしている。

 清楚といった乃木坂46のセオリーを守りながら、メンバーの成長と時代の潮流に合わせた制服の変遷が「制服コレクション」では見えてくる。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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