“BTSの弟”TXT、Wanna One出身者所属のAB6IXとCIX…2019年下半期注目K-POPルーキー
BTSの弟グループ・TXT、TWICEの妹グループ・ITZY、Wanna One出身メンバー所属のグループ・AB6IXやCIXなど、2019年は大型新人誕生のニュースが尽きない。ここでは昨年上半期から今年にかけてデビューしたボーイズグループの中から、2019年下半期に日本での活動が活発化しそうな注目のルーキー4組にフォーカスする。
TOMORROW X TOGETHER(TXT)
Big Hitエンターテインメント(以下、Big Hit)が6年ぶりに送り出すボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHER(TXT)。グループ名には「異なる君と僕が1つの夢のもとに集まり、共に明日を作っていく」という意味が込められ、メンバーはヨンジュン、スビン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニンカイの5名からなる。最年長は1999年生まれのヨンジュン、最年少はハワイ出身でアメリカ国籍を持つ2002年生まれのヒュニンカイで、平均年齢17.6歳(2019年7月現在)とフレッシュだ。“BTSの弟”としてデビュー前から桁違いの注目が注がれていたが、2019年3月4日にデビューアルバム『夢の章:STAR』をリリースし、ついにそのべールが解かれた。
デビュータイトル曲「ある日頭から角が生えた(CROWN)」は、社会にメッセージを突きつけるアグレッシブなBTSのデビュー曲とは対照的に、清涼感とピュアさを前面に押し出しているのが特徴的だ。色鮮やかな世界観の中に成長期特有の儚さが感じられ、軽やかだが“エモい”。同曲はMV公開から24時間で1450万回を突破しK-POPグループのデビューMV史上最高を記録(2019年3月時点)、その後もデビューからわずか8日で韓国の音楽番組で1位を獲得と、モンスターと呼ばれるにふさわしい快進撃が続いている。5月には北米6都市を巡るデビューショーケースツアーを開催するなど、これまで海外活動はアメリカが中心だったが、8月27日に『関西コレクション2019A/W』出演のために待望の初来日が決定。京セラドームのステージではどんなパフォーマンスで圧倒してくれるのか、期待大だ。
AB6IX(エイビーシックス)
5月22日にはBRAND NEW MUSICが手がける初のボーイズグループも誕生した。『PRODUCE 101』(以下プデュ)に出演し、高い実力で人気を博したBRANDNEW BOYSこと、Wanna Oneのイ・デフィ&パク・ウジン、MXMのイム・ヨンミン&キム・ドンヒョンの4名に、メインボーカルのチョン・ウンを新たに迎え、5人組の“完全体”としてデビューを果たした。グループ名のAB6IXは「5人のメンバーがファンと一つになって初めて完全となる」という意味の“ABSOLUTE SIX(絶対的な6人)”と、「BRAND NEW MUSICの新たなジャンルを切り開く」という意味の“ABOVE BRANDNEW SIX(超越的した真新しい6人)”に由来。「完全性」「超越性」というキーワード通り、彼ら最大の特徴は楽曲をセルフプロデュースし、クオリティの高いパフォーマンスで圧倒する“完成されたグループ”である点だ。デビューアルバム『B:COMPLETE』は全曲の制作にメンバーが携わり、デビュータイトル曲「BREATHE」はデフィがメインプロデュース、ヨンミンとウジンが作詞に参加している。
同曲は各音楽番組にて1位を獲得するなど、デビューから早々に華々しいスタートを飾った。この夏は7月21日に豊洲PITで日本初となるファンミーティングを開催予定。幼少期を日本で過ごしたデフィに加え、チョン・ウンも日本語が堪能ということで、パフォーマンスはもちろん日本語でのトークも展開してくれそうだ。