Hey! Say! JUMPの2大強みを堪能できる? DVDシングル『愛だけがすべて』ミタゾノ盤を見て

 一方、ミタゾノバージョンは「テーマはサプライズ」(伊野尾)というように、カメラの前にメンバーが次々と現れるショー形式。有岡大貴が嬉しそうにケーキを手に取ると、すかさず知念侑李の押す台車に乗った高木雄也がかっさらって、有岡はしょぼん顔……と、思わず笑顔がこぼれる楽しい演出がもりだくさん。

 メイキング映像には、山田涼介がふざけた表情を浮かべて周囲を楽しませたかと思いきや、タイミングを読んでカメラの前に颯爽と飛び出していく姿も収められていて、さすがの一言。様々なフォーメーションチェンジを経験してきた彼らにとっては、お手のものかもしれないが、その息の合ったパフォーマンスには、やはり頭が下がる。メイキングと本編と何度も見比べて、彼らのプロ根性にうっとりとするのも、ひとつの楽しみ方だろう。

 また、松岡がミタゾノ姿で登場すると、家政婦の必需品である掃除道具を渡したり、メンバーの身だしなみを整えたりと、シュールな展開に。撮影後、「足がめちゃくちゃキレイだった」(山田)、「妙に色っぽい時あるよね」(高木)、「ドキッとしちゃう」(薮宏太)と、憧れの女性に会った後のような興奮冷めやらぬ男子トークが繰り広げられ、八乙女光がニコニコと見守っているのも、いつもの彼ららしくて微笑ましい。

 そんな「サプライズ」がテーマのミタゾノバージョンを見た後では、『Mステ』でも、ステージのどこかからミタゾノが覗き込んではくれないかと、つい期待してしまうが……。クールでキレキレなHey! Say! JUMPと、かわいくてワチャワチャなHey! Say! JUMP、どちらで私たちを楽しませてくれるのだろうか。今夜の放送が待ちきれない。

(文=佐藤結衣)

※高木雄也の「高」はハシゴダカが正式表記。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる