新しい地図はまだまだ広がり続ける 『ななにー』での爆笑問題との“ホンネ過ぎるトーク”を聞いて

新しい地図はまだまだ広がり続ける 『ななにー』での爆笑問題との“ホンネ過ぎるトーク”を聞いて

 そんな香取を見て、太田は「慎吾ちゃんが、しっかりしたよね。引っ張ってる。SMAPのときは中居(正広)とか木村(拓哉)とかいて、弟分みたいな感じだったじゃない?」と、しみじみ語る。とはいえ、ずっとそばにいた稲垣からすれば「けっこうね、影で引っぱるというか、たとえばコンサートの演出をしたりとか……慎吾は慎吾で」と変わっていないようで、「それはあったよね」と太田も頷くなど、双方の言い分が遠慮なく交わされる姿が、よりホンネで対話ができていることを印象づけた。

 太田は、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川と会い「3人をよろしく」と言われた話をしたり、SMAP時代の歌を「もう歌えないの? 3人で歌うのは寂しいか。5人の歌だもんな」と遠慮なくトークを展開。相変わらず忖度なしの発言に少しヒヤヒヤしながらも、爆笑問題がいかにSMAPというグループを愛していたかが伝わってくるトークだった。

 よく見れば、爆笑問題のふたりの衣装は太田が青で田中裕二が赤と、SMAPファンにとって中居と木村を彷彿とさせる色。「番組やりたいね、5人で。新SMAPとかいって(笑)」と強引な提案も飛び出す。「俺、頭打ってから怖いものなしだもん、カッカッカッ」と笑う太田は「またSMAPやるんだろ?」「この5人が仲良くしてくんなきゃ、世界平和へのメッセージは達成されないよってずっと思ってる。それは、俺の想い」と際どい発言で3人を困らせながらも、「いずれ笑い話になるよ」と明るい未来に期待を寄せた。

 永遠にあると思っていたものがなくなったり、一緒に映画を作ることになったり、スクープされた雑誌の表紙絵を描くことになったり……時間が経てばいろんなことが変わっていく。だが一方で、体制が変わっても引っ張ってくれる香取の性分や、ファンを笑顔にしようと必死で走り続けていく彼らのスタンスなど、変わらないこともある。何がどうかわるかわからないからこそ、変わりゆくものへの寂しさに心を温め合い、変わらないものを応援し続ける意味がある。そして新たな嬉しい変化を共に喜び、分かち合う瞬間が大事になる。

 「コントやりたいね」。爆笑問題×新しい地図で愉快なレギュラー番組がスタートする日もそう遠くはないかもしれないし、またいつか名曲が歌われる日が来るかもしれない。新しい地図はまだまだ広がり続けるのだから。ときには、ヒヤヒヤするようなホンネで語りながら、まだ見ぬ未来を楽しみにまた1カ月間「必死に」走り抜けよう。そんな気持ちになる『ななにー』だった。次回は4月30日、平成から令和へと元号をまたぐ瞬間を、彼らと生放送で過ごすことができる。新しい時代の幕開けにこそ、未知を楽しむ『ななにー』がぴったりだ。

(文=佐藤結衣/写真=(c)AbemaTV)

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