Sexy Zone、あいみょん、sumikaがランクイン 次世代牽引するアーティスト並ぶチャートを分析

 さらに5位、2ndアルバム『Chime』が3.3万枚のセールスとなったsumika。人気急上昇中の4人組バンドで、ロックやソウル、さらにはJポップの王道に届く柔らかな楽曲が特徴です。1st『Familia』も非常にカラフルな仕上がりでしたが、今回さらにサウンドは拡張。ジャズっぽい曲があれば、aikoやいきものがかりを手がけてきたプロデューサー・島田昌典が参加するポップソングもあり、より広いフィールドに飛び出そうとするエネルギーが眩しい限りです。親しみやすいルックス、バンドサウンドに固執しない柔軟性も含めて、このバンドが次世代のMr.Childrenやスピッツのような存在になるであろうことは容易に想像できますね。

 SMAPも安室奈美恵もいなくなった現在のポップシーン。sumikaやあいみょんは数年前までまったく無名のアーティストでした。次世代を引っ張っていく彼らの活躍が、“いよいよ平成が終わる”という実感を際立たせてくれるのです。

■石井恵梨子
1977年石川県生まれ。投稿をきっかけに、97年より音楽雑誌に執筆活動を開始。パンク/ラウドロックを好む傍ら、ヒットチャート観察も趣味。現在「音楽と人」「SPA!」などに寄稿。

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