稲垣吾郎「SUZUNARI」は美しい詩を朗読するよう? 主演ドラマ『東京BTH』と主題歌に触れて
稲垣吾郎、要潤、勝地涼が出演するドラマ『東京BTH~TOKYO BLOOD TYPE HOUSE~』(Amazonプライム・ビデオ)の配信が12月7日よりスタートした。1話約30分、全10話の一挙配信。毎日ちょっとずつ見進めることも、思う存分世界観に浸れるイッキ見も選べるのが、うれしい。
ドラマは、O型のゴロー(稲垣)、A型のジュン(要)、AB型のリョウ(勝地)の3人が暮らすシェアハウスを舞台に、毎回ルームメイト候補となるゲストを迎える流れで展開される。本人と同じ血液型、そして同名の役柄と、限りなく本人に近いのも、このドラマの新鮮さ。“血液型あるある“で盛り上がるストーリーではあるものの、そのイメージは決して押し付けではなく、お互いを知るためのきっかけにすぎない。同じ血液型であっても一致しない意見を認め合ったり、「やっぱり相性がいいですよね」と盛り上がったり……。エピソード0でもセリフがあるように「結局は人」なのだが、それでも私たちは「なぜ気が合うのか」の問いに、何か答えを見出したくなるものなのだろう。
稲垣吾郎が主演!ドラマ『東京BTH』エピソード0 | Amazon Prime Video
筋書きのあるドラマであるはずなのに、ジュンが「第1話だからすごいゲストが来るかも?」と発言したり、「そこで今の奥さんと……」とリョウがプライベートな秘話を明かしたり、「ここ絶対オンエアしてもらおう!」とゴローからメタ発言が飛び出したり。また本人として登場するゲストを“はじめまして“のテンションで迎え入れるにも関わらず、気心知れた仲のゲストとは思い出エピソードが花咲くことも。トークバラエティなのか、ドラマなのか、そんなリアルとフィクションの境界線が曖昧なところも、この作品の大きな見どころだ。最終話では草なぎ剛も登場し、「誰ですか、この人」とゴローとは初対面を装うのだが、次第に稲垣吾郎の性格を暴露していく展開も笑ってしまう。