Nulbarich、ファンと心を交わした夜 バンドの夢を叶えた日本武道館公演

Nulbarich、バンドの夢を叶えた日本武道館

 そして、アンコール。ステージに再び登場したメンバー。JQは、「まずは父ちゃんと母ちゃん、生んでくれてありがとう。音楽を教えてくれたのは姉ちゃんで、弟は……相変わらずだな。そして、メンバーと、みんなと会えてよかった」と、家族とメンバー、そしてオーディエンスに真っ直ぐな感謝を伝えた。そして、こう続けた。「もし、世の中が平等なら、次は俺らの番だと思ってた。俺らの番にしてくれたのはみんなだ」。喜びも感謝も、かつて抱えていた悔しさも、何も隠すことなく、Nulbarichはこの日、武道館のステージに立っていた。物語を共有したとか、そんな大それた言い方は似合わない。ただ、自分の人生と彼らの人生がこの場で出会って、心を交わした。それが、ただ奇跡だった。そして始まったのは、「LIFE」。

 最後は、「人生」の歌で締めくくられた。

(文=天野史彬)

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