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野宮真貴×小西康陽「東京は夜の七時」が色褪せない理由 25年歌い継がれる様々なバージョンを解説

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椎名林檎

 2016年9月に行われたリオデジャネイロパラリンピック閉会式での「フラッグハンドオーバーセレモニー」の演出/音楽監督を椎名林檎が務めた(ちなみに同年8月のリオデジャネイロオリンピックでの同セレモニーも同様に椎名が担当)。そのセレモニー内で「東京は夜の七時」が「東京は夜の七時 -リオは朝の七時-」というタイトルでカバー使用された。ボーカルは浮雲こと長岡亮介(東京事変のギタリスト)で、大幅に改作された歌詞(「返歌」とクレジット)および編曲は椎名林檎。当日の模様は、NHKがYouTubeにノーカットでアップしている。

【NHKリオ】パラリンピック 東京プレゼンテーション(ノーカット)

 このセレモニーは、障害を前向きに捉えるよう意識改革をする「POSITIVE SWITCH」をテーマとしたもの。義足のモデルGIMICOや片足のプロダンサー大前光市らが出演してパフォーマンスを行っているが、出演者のひとりである檜山晃との会話の中から「東京は夜の七時」カバーの着想を得た、と椎名はインタビューで語っている。

 興味深いのは、前述の矢野顕子版「東京は夜の7時」の曲冒頭では〈東京は夜の7時 リオデジャネイロは朝の7時〉と歌われていることだ(作詞作曲は矢野本人。小西が作詞作曲したピチカート版「東京は夜の七時」の歌詞にはリオデジャネイロという単語は出てこない)。椎名がどこまで意図的だったかは計り知れないが(別の小西のインタビューでは、椎名と何度もやり取りを重ねた上でああいう形になったと話している)、結果として矢野版とピチカート版双方へのリンク回路が開かれたカバーとなっている。

東京は夜の七時 -リオは朝の七時-

 同年10月には「東京は夜の七時 -リオは朝の七時-」のレコーディング音源がYouTubeにアップされた。また、2017年10月に放送されたNHKの特番『内村五輪宣言! ~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~』では、椎名含む3人(浮雲×小雨×林檎)が「HUMAN ERROR」というユニット名で出演し(小雨=振付家のMIKIKO)、「東京は夜の七時」を生披露。少し歌詞が異なるHUMAN ERROR版のレコーディング音源もYouTubeにアップされた。しかしいずれの音源も正規リリースはまだされていない。椎名インタビューによると5分の完全版があるそうだ。

東京は夜の七時 / HUMAN ERROR

ROCKAPELLA

 アメリカのアカペラコーラスグループ。今年4月の来日公演のプロモーションを兼ねて、「東京は夜の七時」をボイパを駆使してアカペラカバーした動画をYouTubeにアップしている。

Tokyo Wa Yoru No Shichiji (東京は夜の七時) | ROCKAPELLA

■ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」(アスペクト)発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。Twitter

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