ナナランドが語る、デビューまでの軌跡と『TIF』での躍進「見返してやるという反骨心も強かった」

ナナランド語る『TIF2018』での躍進

 2017年11月、3年間活動していたアイドル・dropが解散。その直後、dropのメンバーを軸に、新たなアイドルグループが誕生した。「ナナランド」と名付けられたそのグループは、その名称通り7人のメンバーで活動。「まねきケチャ」も在籍する事務所・コレットプロモーションの最新兵器として、9月5日、両A面シングル『満月に遠吠え/理由』にて、早くもメジャーデビューを果たした。

ナナランド『満月に遠吠え』MV

 そこで、ナナランドの大場はるか、小日向麻衣、高倉藍夏、峰島こまき、雪村花鈴、安藤ゆきね、武井梨緒にインタビュー。リアルサウンド初登場にちなみ、ここまでのグループの経歴をじっくりたどりながら武器や現在の目標地点について語ってもらった。メンバーカラーの衣装に身を包んだ七色の彼女たちは、現状に何を思う?(松本まゆげ)【最終ページに読者プレゼントあり】

「ナナランドでよかったという気持ち」(大場)

【左から】高倉藍夏、安藤ゆきね、大場はるか、小日向麻衣、峰島こまき、武井梨緒、雪村花鈴

――まずは、一人ずつ自己紹介をお願いします。

小日向麻衣(以下、小日向):みなさんこんにちは! 私たち、せーの!

7人:七色の魔法少女、ナナランドです!

大場はるか(以下、大場):属性は自然、合法ロリのはるぴーこと大場はるかです!

小日向:ナナランドのリーダー、属性は太陽、まーちゃんこと小日向麻衣です!

高倉藍夏(以下、高倉):属性は炎、あいかこと高倉藍夏です!

峰島こまき(以下、峰島):属性は水、こまきこと峰島こまきです!

雪村花鈴(以下、雪村):属性は愛、かりんこと雪村花鈴です!

安藤ゆきね(以下、安藤):属性は風、ゆきねこと安藤ゆきねです!

武井梨緒(以下、武井):属性は星、りっちゃんこと武井梨緒です!

7人:よろしくお願いします!

――ありがとうございます! あわせて特技やマイブームもあれば。

大場:全員のブームなんですけど、「ナンジャモンジャ」っていうカードゲームにハマってます。カードにいろんなモンスターの絵が描いてあって、山札からそれをめくった人が好きな名前をつけるんです。で、そういう名前をどんどんつけていって、名前がついているカードが山札から出てきたときに、一番早く正しい名前を言えた人が勝ちっていう。

――テレビでもたまに観るゲームですね。

大場:そう、それを買って、「満月に遠吠え」のMV撮影の空き時間にみんなでやっていました。

――誰が強いんですか?

高倉:梨緒じゃない?

峰島:花鈴も強かった!

雪村:そうかも? 記憶力には自信があるんです(笑)。

小日向麻衣
大場はるか
峰島こまき
高倉藍夏
雪村花鈴
武井梨緒
安藤ゆきね
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小日向麻衣
大場はるか
峰島こまき
高倉藍夏
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――では、ナナランドの歩みも聞かせてください。drop時代も知るメンバーは、大場さんと小日向さんですね。

大場:私は、『ミスiD 2013』(講談社主催のオーディション)の初代オーディションに受かったんですけど、これをきっかけに「日本ツインテール協会」のプロデューサーの古谷完さん(現・ナナランドプロデューサー)に挨拶をさせてもらうことになって。服が好きでモデルの仕事に興味があると話したら、「それならばまずは服のデザインにチャレンジしてみる?」と言われ、「DRESS BULLET by glamb」で、服を数点、企画させてもらったのがはじまりです(笑)。

――意外な経歴ですね。

大場:その当時はまだdropができていなかったんですけど、結成の2カ月後くらいに誘われて加入しました。もともと子役からやっているので、芸歴は今年の夏で13年目に入ったくらいで(笑)、当時から事務所でもダンスレッスンとかはしてたんです。でも本格的に歌って踊るアイドルになったのはdropがはじめてでした。

小日向:私は、dropの新メンバーとしてオーディションを受けて2年前の4月に加入しました。もともとdropのファンとしてずっとdropが好きでしたし、芸能界に憧れていたのでいろんなオーディションを受けていたんですが、最終的にdropに加入することができて。私が一番オタクしていたのは4人の時代なんですけど、みんなすごく可愛かったですし、曲もピコピコ系で中毒性があって、衣装もすごくキラキラしていて……そういう女性アイドルを観るのがはじめてだったんです。それを観て「何だこれ!?」と思ったのが、入るきっかけになりましたね。

――ですが、活発に活動していたさなかの2017年11月に解散となりました。

小日向:解散の話が出はじめた頃、遠征先の宿で突然不安になってきて。同室だった小泉留菜ちゃん(卒業生)と2人で「どうするどうする!?」ってなって、完さんに電話したんです。そこでいろんな話をさせてもらって、「解散するのも一つの手。全く新しいグループになって1年目のほうがいいスタートが切れるんじゃないか」みたいなことを言われて納得したんですよね。だから、私は「解散」って聞いた“だけ”じゃなくて、相談して解散でいいなと承知していました。

大場:私はその話し合いに参加できなかったので、dropの1期生だった2人が一気に卒業することと、一番古いメンバーが私ひとりになることだけわかっているという状態だったんです。なので「これからのdropは私が守らなきゃ」という意識でしたね。やっぱり、思い入れのあるグループだし、ファンの人を悲しませたくないから。私がここにずっと居続けないとって。

――けれど、解散と聞いた。

大場:はい。もう、言葉もでませんでした。生きる意味がなくなる。これからどうすればって。でも私もそこで「新しいグループの1年目に」っていう話を聞いて……まあ、言葉は出なかったんですけど深く頷いて(笑)、最後のライブに臨んだのを覚えています。大号泣して、ステージに出るのが遅くなってしまったくらいでした。ただ今は、新グループ・ナナランドとして活動しているおかげで、今年のTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)のメインステージにも立てたので。ナナランドで良かったなという気持ちです。

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