新田目翔、ハヤシケイ、タナカ零、sajou no hana…2018年夏クール注目のアニソン作家4名

sajou no hana『星絵』

 最後に紹介するのは、『天狼 Sirius the Jaeger』(TOKYO MXほか)のEDテーマ「星絵」でデビューするsajou no hanaです。こちら実は、ClariS「コネクト」(作詞/作曲)やLiSA「oath sign」「crossing field」(共に作詞/作曲)などのアニソンヒットを手がけてきた作家、渡辺翔が新たに結成したバンド。メンバーは“こんにちは谷田さん”名義でボカロPとしても活動し、神谷浩史「神様コネクション」(作曲/編曲)やA応P「まぼろしウインク」(編曲)など最近は作家仕事も多いキタニタツヤ、MOB CHOIRのボーカリストとして『モブサイコ100』のOPテーマ「99」を歌った女性シンガーのsanaの3人です。

sajou no hana/星絵(Full)

 「星絵」では、渡辺らしい耳に残るフックを備えたメロディ、キタニによる現行のUSポップスを意識したリズムトラックとシューゲイザーの要素を掛け合わしたアレンジ、sanaの透明感と迫力を併せ持った歌声で独特のエモーショナルな世界観を開拓。エレクトロニカ調のカップリング曲「夢の中のぼくらは」ではキタニが詞曲を手がけたりと、バンド内に二人の作家がいる利点を活かした多彩なアプローチが魅力です。アニソン界隈では近年、Q-MHz、月蝕會議、(K)NoW_NAME、ZiNGらのように、作家やミュージシャンが集まってクリエイターユニットを結成する事例が増えていますが、sajou no hanaもまたクリエイター発のアーティストとして、今後も独自の視点から良質な音楽を届けてくれそうです。

■北野 創
音楽ライター。『bounce』編集部を経て、現在はフリーで活動しています。『bounce』『リスアニ!』『音楽ナタリー』などに寄稿。

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