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miwaを巡る光の連鎖は続いていくーー4度目の日本武道館公演で示した圧倒的な“歌の力”

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 キャリア4度目となる日本武道館公演を3月8日、9日の2デイズで開催したmiwa。初日となる8日は、その開催日にちなんで“38DAY(ミワデイ)”と題し、「今の私がみんなに聴いてもらいたい曲、みんなと一緒にやりたい曲を集めてきました!」というこの日だけのセットリストで熱いライブが展開された。

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 客電が落ちると、ステージ下からせりあがってmiwaが登場。そのまま上空へとリフトアップされ、1曲目「リトルガール」でライブがスタートした。会場を埋め尽くすファンたちは曲中の<Yeah!>や<Oh NO>といったフレーズをmiwaと共に叫び、大きなクラップを打ち鳴らすことでしょっぱなから大きな盛り上がりを見せる。「ストレスフリー」ではリフトから降りたmiwaがステージの端から端まで駆け巡り、会場の一人一人に向けてポジティブな歌声を放つ。サビではタオルをみんなで振り回し、武道館に爽快な風を巻き起こしていった。

 大きく脚を開き、ギターをかき鳴らしながら凛とした歌声を響かせた「Chasing hearts」。楽しい振り付けで心地よい一体感を生み出した「ミラクル」。受験生のために書き下ろしたという「Live Fast Die Young」や、満開の桜の映像が楽曲を鮮やかに彩った「春になったら」という季節感を意識したナンバーも織り交ぜられていく。ファンからのリクエストが多く、自らにとっても大事な曲であるという「don’t cry anymore」では、力強いサウンドに乗せてエモーショナルなボーカルを聞かせたかと思えば、遠距離恋愛をモチーフとしたミディアムナンバー「めぐろ川」では一転、繊細で柔らかなボーカルを聴き手の胸へ染み渡らせていく。 

 中盤では初の試みになるという、バンドメンバーとのセッションコーナーが用意されていた。バンマスであるキーボードのejiと2人で披露されたのは「Wake Up,Break Out!」。ピアノの伴奏と自身のアコギ、そしてファンの手拍子というシンプルなサウンドの中で楽しそうに歌声を届けていく。続く「片想い」ではejiと共に、miwaもピアノを演奏しながらの歌唱。大サビで聴かせたファルセットでのロングトーンからフェイクへと流れていくパートは感動的だった。デビュー8周年を迎えた今の彼女だからこそ表現し得る、圧倒的な歌心と歌の力を感じた瞬間だった。

 お次はギターのオバタコウジと一緒にアコギセッションで「アイオクリ」を。曲の後半ではオバタがボーカルでも参加し、レアなデュエットも実現した。そしてセッションのラストはベースの種子田健とドラムのよっちとともに、3ピースバンドスタイルで「醒めない夢」をプレイする。ここではバンドのギターボーカルとして強烈な存在感を放つmiwaの姿に釘付けとなった。シンガーとしてのみならず、ギタリストとしても大きな成長を実感させるその光景は、彼女の無限の可能性を示していたように思う。

 セッションコーナーを終え、ライブは後半戦へ。衣装チェンジをして登場したmiwaは疾走するロックナンバー「ATTENTION」で会場の熱気を再び沸騰させていく。「LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~」では華麗なライトハンドを披露、大きな歓声を巻き起こした。オーディエンスはコブシを突き上げ、サビではタオルをぶんぶんと振り回し、ライブはクライマックスと言える様相を呈していく。

 そんな中、miwaがゆっくりと口を開いた。

「次の曲たちは“光”をテーマにしたものです。『We are the light』に繋がる曲が今までにもありました。中でも初武道館の時期に作った曲は、これがあったから今まで続けてこれたと思えるもので。音楽をやる誓いを立て、いつでもみんなのことを思い出させてくれる曲です」

 そう言って披露されたのは「Delight」。そして「B.O.Y」「ヒカリへ」を連続で歌っていく。まさに輝かしい光を感じさせる楽曲群で聴き手を柔らかく包み込んだ後、彼女は再び言葉を発し、この日のライブに込めた想い、そしてライブのラストナンバーに込めた想いをそっと伝えていく。

「今回の武道館を“We are the light”というタイトルでやろうと思ったのは、ここにいるみんな誰もが誰かの光だということを伝えたかったからです。私にとっては、みんなが光。だからみんなが照らす光の中でこの曲を歌いたかったんです。心を込めて歌います」

 そう言うと、彼女の合図で観客たちは自らの携帯電話のライトを灯して頭上に掲げる。その光の中、miwaはアカペラで「We are the light」を歌い出した。水を打ったように静まり返る武道館に美しい歌声が響き渡る。ワンコーラスを終えると、バンドのサウンドが重なっていき、楽曲の輝度はさらに上がっていく。miwaが伝えたかった思いは、そこにいるすべての人たちに伝播、この日一番の感動的な景色を描き出してライブ本編を終えた。

      

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