星野源の『おげんさん』は音楽愛に溢れていた “本気”と“ゆるさ”がもたらしたバランス
今回の『おげんさん』では、星野が特に影響を受けたマイケルと細野が紹介されたが、ANNやインタビューを読むと、彼の音楽への愛情はそこにとどまらないことが分かる。「Crazy Crazy」のMVには、星野がこよなく愛するクレイジーキャッツへのリスペクトが溢れており、アニメMV「地獄でなぜ悪い」の車内シーンはAphex Twin「Windowlicker」をイメージしている。アニメ、ゲームフリークでも知られる星野は、ANNで『アイドルマスター シンデレラガールズ』『けものフレンズ』などのアニメソングも度々紹介している。
すでにSNSでは、『おげんさん』の2回目のオンエアを待ち望む声が多く上がっている。次回がもしあるとするならば、視聴者のあっと驚く星野の音楽愛が垣間見えるかもしれない。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter