ボイメン研究生が語る快進撃の背景、そして先輩への羨望「必死に追いかけないといけない」

ボイメン研究生が語る快進撃の現状

 BOYS AND MENの弟分グループ・BOYS AND MEN研究生が12月21日にメジャー流通シングル『ドドンコ Don’t worry』をリリースした。先輩であるBOYS AND MENは2016年末に『第58回 輝く!日本レコード大賞』で新人賞を受賞するなど勢いに乗る中、研究生も同作でオリコン週間シングルランキングで3位を獲得。ともに快進撃の真っ只中といったところだ。今回リアルサウンドでは、BOYS AND MENの取材も多く手がける田部井徹氏によるインタビューを行い、彼らのパーソナリティやシングルの聴きどころ、BOYS AND MENとの関係性について、じっくり語ってもらった。(編集部)

「1位の報告をファンの皆さんと一緒に喜べたのが幸せだった」(松岡)

――メジャー流通シングル『ドドンコ Don’t worry』が発売初日のデイリーチャートで1位を獲得、おめでとうございます!(編集部注:取材日は発売翌日の12月22日)

5人(声を合わせて):ありがとうございます!!

――1位の報告はどのように知りましたか?

野々田奏(以下、野々田):イベント中に速報が届いたんです。社長からの電話で知りました。

清水天規(以下、清水):最初は信じられなかったよね。

寺坂頼我(以下、寺坂):「本当ですか?」って社長に何度も聞いちゃうくらいでした。先輩(BOYS AND MEN)の初登場3位を目標に頑張ってたんですけど、まさか1位をいただけるなんて思ってもいなかったので、嬉しさのあまりみんな感極まってました。

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寺坂頼我

――涙する人も?

中原聡太(以下、中原):みんなですね(笑)。その日のステージに東京(BOYS AND MEN 研究生 トウキョウ)メンバーはいなかったんですけど、そこにいたメンバーは全員聞いた瞬間崩れ落ちました。その時ビデオカメラが回ってたんですけど、カメラのことなんか気にせずにうずくまって泣いちゃって。全く映らないし、全然いい絵が撮れない(笑)。

松岡拳紀介(以下、松岡):あの時のドキドキ感はものすごくて、結果が出るまで本当に不安だったんですが、1位の報告をファンの皆さんと一緒に喜べたのがすごく幸せでした。

――“東京メンバー”という言葉もありましたが、BOYS AND MEN研究生はどんな構成に?

清水:東海3県を中心に活動するメンバー9人と、BOYS AND MEN 研究生 トウキョウのメンバーが4人の計13人で活動しています。平日の名古屋でのイベントは東海のメンバーでやっていて、休日や大きいイベントになると東京メンバーも加わって活動しています。メンバーは10代が中心で、ホントにわちゃわちゃしてうるさいグループです(笑)。

野々田:僕たちの活動は去年(2016年)4年目を迎えました。それぞれ加入時期は違っていて、僕は最初のほうから入っているので、3年半ぐらい。

清水:僕は元々BOYS AND MEN 一期生の頃にいたんですけど、1回休業させてもらって、戻ってきたのは1年くらい前です。東京メンバーの浦上拓也は2016年の5月に入ったので、まだ半年ちょっとですね。みんな加入時期はバラバラなんですけど、チームとしての絆や結束は強いと思っています。

――2016年を振り返って印象的な出来事は?

中原:夏フェスは大きな経験になりました。初めて東名阪(東京、名古屋、大阪)でライブをやらせていただいて、学ぶことも多かったです。

野々田:それに加えて、初めての人気投票があったので緊張もしたし、どうなるんだろうという思いは大きかったですけど、印象的な1年でした。

――その人気投票の結果で『ドドンコ Don’t worry』の選抜メンバーが決められたんですよね。

寺坂:はい。だからすごく緊張もしましたし、僕たちメンバー全員にとって試練でもありました。

――その投票で選ばれたのがこの5人。ではその『ドドンコ Don’t worry』やカップリング曲の聴きどころポイントをお願いします!

中原:表題曲の「ドドンコ Don’t worry」は、AメロBメロにすごく男らしさが溢れてるんですけど、サビになると打って変わって、研究生特有のわちゃわちゃ感やかわいらしい部分も見られるので、聴いていて楽しいし、ライブに来ていただいたら、その表情の変化も楽しんでもらえる曲になっていると思います。

寺坂:「ドドンコ Don’t worry」もそうですし、他の曲も含めて、今回の曲は今の僕たちの思いやメッセージが詰まっていると思います。メッセージ性が強いのでどの曲も、聴いてくださった方の夢を後押しできるんじゃないかと思います。

清水:あと、合いの手が入るところもたくさんあって、会場にいるみんなで楽しめる曲なので、ぜひ聴いて覚えて欲しいです。あと、カップリング曲「ALIVE!」は、殺陣やアクロバットの要素が凝縮されている振り付けになっているので、ぜひ生で楽しんでもらいたいなと思います。どの曲も大好きで、大切な僕の宝物になりました!

松岡:1曲を聴いてもらうだけですごく楽しいと思うんですけど、4種類揃えて聴いてもらったら、より僕たち研究生のことを知ってもらえると感じています。

野々田:4つのパターン、それぞれ違うタイプの曲なんですよね。それぞれが僕らの今を表していると思うんです。カッコいい曲だったり、男らしい曲だったり、かわいい曲だったり。いろんな僕らが詰まっているので、一つ一つ楽しんでもらえたらうれしいです!

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清水天規

――歌詞でここが好きだな、というところは?

清水:「ドドンコ Don’t worry」のサビにある<テッペンと どん底は いつだって かみひとウェーイ(紙一重)>という歌詞です。僕たち、人気投票をさせてもらって、その歌詞を肌で実感したと思うんです。だからこそ、人気投票で選ばれなかったメンバーの気持ちも背負っていかないといけないし、そのメンバーも頑張っているので、気を緩めたらあっという間に逆転されると思うし、本当にテッペンとどん底は紙一重。この歌詞は僕の気持ちを引き締めてくれる好きなフレーズです。

野々田:僕は「ダイヤモンドファイター」の前向きな歌詞が好きで、特に<追え!追え!追い続けろ>という部分が、今、研究生が先輩に追いつけ追い越せという気持ちで頑張っている部分に近いなと感じて、歌っていても力が入ります。僕たちもいつか磨かれて輝くダイヤモンドみたいになっていこう!

清水:急にうまいこと言った(笑)。

中原:僕は「ドドンコ Don’t worry」のサビにある<ちゃんちゃらオカシクいきまっしょ!笑われる夢を持ちまっしょ>という部分が好きです。この活動を続けていくにあたって、「絶対無理だ」とか「そんなことできっこない」とか言われることがあるんですけど、それでもこの曲を聴くと本気になって一生懸命やろう、そういう姿はカッコイイんだと改めて思えるんです。

寺坂:僕は個人的に「そいじゃッ レベルUP⤴」の<キミに捧げたいよ。愛を込めセレナーデ>というセリフ部分が好き……というか、ぜひ聴いてほしいです。そこまではわちゃわちゃしてて、ここで急に雰囲気を変えて、格好をつけて歌うところなので。

清水:それ、自分が気持ちいいだけやろ(笑)!

寺坂:まぁ、ちょっと見せ場なので(笑)。あと、「ドドンコ Don’t worry」の2番にある<黙って種をまき続けるべし 忘れた頃に花は咲くのさ>という歌詞がすごく好きです。影の努力は大事で、いろんなことを継続してやっていくことの大切さを忘れないでいたいし、そのメッセージが、聴いている多くの方にとってのパワーソングになったらいいなと思っています。

松岡:僕は「ドドンコ Don’t worry」のサビなんですけど<スクラム組んだら一気に駆け抜けようぜ>っていうところ。歌っているのは僕たちですけど、ライブ中もこの歌詞の時にお客さんが肩を組んでくれたりして、一体感が出るところが大好きです。

清水:あと、もうひとつ言ってもいいですか?

――もちろん!

清水:「そいじゃッ レベルUP⤴」の掛け声の部分が好きです。<(ちょうぇ~ん)>って掛け声があるんですけど、あれ、実は僕がつけたんです。

中原:本当は<(チャリ~ン)>だったんだよね。

清水:レコーディング現場で「なんかいい掛け声ないかな?」と言われ、その場で咄嗟に考えたフレーズがそのまま歌詞になったんです。

中原:そんなフレーズがファンのみなさんの間で浸透して、合いの手として入れてくれてるようになったのはうれしいですね。

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