England PUNKは死んでいないーーDEATH SIDE ISHIYAのロンドン〜ブリストル現地レポート

ISHIYAのロンドン〜ブリストル現地レポ

 翌日はロンドンのライブ1日目だが、時間があるために電車でカムデンタウンに向かった。カムデンタウンとはロンドンの原宿のような観光地で、昔からパンクスが観光客などに写真を撮らせ金を稼いでいた場所だ。現在もまだそのようなことを行っているパンクスがいると聞いていたのだが、雨の金曜日のためかそういった姿は見かけず、ショップのビラ配りや看板持ち、店員のパンクスなどに2〜3人会っただけだった。私事ではあるが、筆者も若い頃は原宿で同じようなことをしながら金を稼いでいたため、会えるのを楽しみにしていたので非常に残念だった。

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カムデンタウンにある、オリジナルDr,Martensショップ前での筆者。この店からDr.Martensは始まったとのこと。

 しかし、大都市ロンドンの観光地というだけあってショッピングには最適で、パンクス御用達のブーツ「Dr.Martens」のオリジナルショップにも行き、モヒカンの店員に、イギリスで1番髪の毛が立つヘアースプレーを教えてもらい購入することもできた。

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小雨のカムデンタウン駅前を歩くDEATH SIDEメンバー。

 本場ロンドンのパンクショップで売られているファッションにも興味があり、パンクショップのようなものを探したが、初めて訪れた日本人ばかりで行ったために見つけることができず、残念な思いをした。また個人的趣味で、筆者はバンクシーのグラフティーアートを好んでおり、カムデン周辺にあるバンクシーのグラフティーアートがあるスポットにも立ち寄ったのだが、全て消されていて、これも非常に残念な出来事だった。

 バンクシーという画家は全てが謎で、素晴らしくパンクなアティテュードを持つストリートアーティストだ。その絵を生で体感することは、今回イギリスを訪れた目的のひとつでもあった。この後バンクシーの地元であるブリストルにも足を伸ばすので、彼の絵についてはそのときの楽しみにして、この日はカムデンを堪能した。

 それから一度ホテルに帰り、迎えに来てもらいD.I.Y SPACEというライブハウスに向かった。このライブハウスのある場所は電車を乗り継ぎ1時間ほどの郊外にあり、電車内では麻薬中毒患者と思われる女性に小銭をたかられたり、到着した駅では髪の毛を立てている筆者を珍しがる酔っぱらいがいたりと、ロンドンの中心街周辺とはまた少し様子が違う。

 この日のDEATH SIDE出演はシークレットだったらしく、出演することが宣伝されたのが直前にもかかわらずソールドアウトとなり、ライブハウス内やバーコーナーも人でごった返す大盛況となり、ライブも非常に盛り上がり素晴らしいものとなった。

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D.I.Y SPACEで、客席に入り歌う筆者。
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ほぼシークレットに近い形にもかかわらず多くの観客が来てくれた。
Death Side : London 16/09/2016 pt.2

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