ヨーロッパに亡きギタリストCHELSEAの魂を刻むーー新体制DEATH SIDE、海外フェス出演レポート

新体制DEATH SIDE、海外フェス出演レポート

 2016年7月13日から17日にかけて、ヨーロッパ・チェコ共和国のTRUTNOVという街にて開催されたOBSCENE EXTREME FESTIVAL2016に、筆者がボーカルを務めるDEATH SIDEが出演した。本稿ではその模様をレポートしていきたいと思う。

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DEATH SIDEのライブの様子。

 OBSCENE EXTREME FESTIVALというフェスは、1999年からヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジアで行なわれている、主にグラインド系やメタル・スラッシュ系が中心として出演するフェスで、2014年と2015年には日本でも開催されている。

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WORWOUNDのボーカルRATと筆者。

 最初は小規模のフェスだったようだが、年々出演バンドも増えていき、今ではかなりのビッグフェスになっている。

 そうした世界中で行なわれているOBSCENE EXTREME FESTIVALのメインフェスが、ヨーロッパ・チェコで行なわれるフェスなのである。

 近年ではグラインドやメタル系だけではなく、日本とヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアでイギリスのDOOM、アメリカと2013年のヨーロッパでブラジルのRATOS DE PORAO、2012年のヨーロッパではアメリカのPOISON IDEA、NEGATIVE APPROACH、2013年のアジアにはインドネシアのMARJINALなども出演し、今年のヨーロッパではイギリスからEXTREME NOISE TERROR、WARWOUNDも出演するなど、パンク・ハードコアのバンドも出演するフェスになってきている。

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DEATH SIDEと同日、メインアクト前に出演した日本のMELT BANANA。圧巻のパフォーマンスで観客達は狂乱の渦。

 日本からは昨年チェコで行われたOBSCENE EXTREME FESTIVALにS.O.Bが参加し、MELT BANANA、SPEED NOISE HELL、PALMと、筆者のバンドDEATH SIDEが出演した。(参考:OBSCENE EXTREME FESTIVAL公式ウェブサイト

 筆者とベーシストのYOUは、FORWARDのスウェーデン・フィンランドツアーからの合流で、13日にはチェコに到着したのだが、会場のある街TRUTNOVは、首都のプラハから車で約2時間半ほどかかるところにあり、冬のスキー客以外は滅多に観光客が訪れることなどない街のようだ。

 その街で夏の5日間、メタルやパンクスが3000〜5000人ほど集まるビッグフェスが行なわれるのである。

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