TOKIOは背中で語りかけるーー「DASH村」福島の活動でみせた“お互い様の精神”
放射能汚染は目に見えない。だからこそ、何がどうなっているのか現状の把握がわかりにくく、不安が高まる。ためらい、そして距離を置いているうちに、記憶そのものが風化してしまいそうになる。そんな中「もう応援しなくていい、と断られるまでずっとやらせてください」と、福島とつながり続けるTOKIOに、目をそらさないという勇気をもらうのだ。
まだまだ風評被害に苦しむ福島の農産物に対して、城島は「お米だったり夏の旬のものは、チェックして“安心安全”という部分は当たり前になっている」と説明。もちろん、いろんな考え方があるだろう。ただ、どのように作られているのかを自分で知り、食べるかどうかを判断をするのは、どこの産地のものであっても同じなのではないか。復興の一歩は、まず事実を知ること。TOKIOの活動はいつも、背中でそう語りかけてくれる。
(文=佐藤結衣)