三代目 岩田剛典、GENERATIONS 白濱亜嵐ーードラマ『HiGH&LOW』に見る演技の「真価」
EXILE TRIBEによる、新しいエンターテイメント・プロジェクトとしてスタートをきった『HiGH & LOW THE STORY OF S.W.O.R.D』。大好評だったドラマ『HiGH & LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D〜』(日本テレビ系)のSeason1に引き続き、4月23日からSeason2の放送がスタートした。5月7日からは2週間限定で映画『ROAD TO HiGH & LOW』、7月16日からは『HiGH & LOW THE MOVIE』の公開も予定されている。他にも、6月15日にオリジナルアルバムが発売され、今年中にはライブツアーが敢行されることも発表された。メディアミックスで展開される『HiGH & LOW THE STORY OF S.W.O.R.D』は、多くのファンを魅了してやまない。その中でも、今回はドラマに焦点を当ててみたいと思う。
Season1では、山王連合会が物語の中心となってSWORD地区の抗争が描かれており、Season2はその続編である。三代目J Soul BrothersのELLY扮するICEが率いるMIGHTY WARRIORSも、密に物語に絡んでいくようだ。ドラマの中で光るのは、EXILE TRIBEたちの表情の演技だと思う。例えば、山王連合会の総長・コブラを演じる岩田剛典。無口な役どころということもあるが、彼の表情は実に豊かでキャラクターを的確に演じていると思う。伝説のギャングチーム「ムゲン」の仲間たちとの溜まり場である洋食屋「ITOKAN」でゆったりしているシーンは、表情がどことなく優しく、普段我々が目にする“岩ちゃん”のイメージに近い。しかし一度アクションシーンになると、鋭い表情をみせ、それは映画『クローズEXPLODE』で高く評されていた鋭い眼光に通ずるところがある。この切替は、独学でダンスを極め、EXILEへの切符を手にしたハングリー精神を持つ岩田だからこそできる演技なのかもしれない。
また、謎の勢力「MIGHTY WARRIORS」のBERNIEを演じる、白濱亜嵐の演技力にも注目したい。『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)、『GTO』(関西テレビ系)など、様々なドラマや映画に出演している白濱は、自然な演技に定評がある。テレビドラマ『シュガーレス』(日本テレビ系)や配信ドラマ『僕らはみんな死んでいる♪』(NOTTV)では主演を務め、着々と演技力をアピールしてきた。『HiGH & LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D~』では、“Instagramを趣味とし、常にヘラヘラしているものの実力はある”という今時の若者・BERNIEを演じる。普段、白濱はどちらかというとしっかりしたリーダーのイメージだが、違和感なくBERNIEのキャラクターを受け入れられるのは、彼の応用力の高さに寄るところが大きいのではないだろうか。Season2からさらに出演が増えそうなBERNIE役で、白濱にはさらに演技力をアピールしていってほしい。