EXILEはどう継承されていく? メンバーコメントに見る波乱万丈のグループ史とその重み

 2015年9月11日から12月27日まで行なわれた、EXILEのライブツアー『EXILE LIVE TOUR 2015 "AMAZING WORLD"』。初期メンバーの松本利夫、USA、MAKIDAIが参加する最後のライブとなったこのツアーの様子を収めたDVD&Blu-ray『EXILE LIVE TOUR 2015 "AMAZING WORLD"』が、4月13日に発売された。

 4月12日放送の『週刊EXILE』(TBS系)では先週に引き続き、その内容について特集。全32曲を公開したとともに、メンバーの初出しコメントを放送した。今回はそのコメントから、EXILEというグループの在り方を紐解いてみたいと思う。まずは番組内に登場した、各メンバーのコメントを簡単にご紹介したい。

AKIRA

「オリジナルメンバーのマツさん・USAさん・マキさん・HIROさん含め、ATSUSHIくん、第一章メンバーに感謝したい。今回のライブにはその血が、魂が隅々まで通ってる。今日来てくれた皆さんにその思いを感じていただきたい」

TAKAHIRO

「今日起きた瞬間から、(3人が卒業することが)不思議な感じ。EXILEに加入した瞬間からずっと一緒にいた先輩方なので、それを見届けるってどういうことなんだろうって、本当にその瞬間になってみたいと分からない。1曲1曲進んでいくにつれて今まで感じたことのない実感がやってくると思う。それを楽しみたいし、噛みしめたい」

SHOKICHI

「特別なライブ。メンバーの一員として居られることが光栄に思える。ファンの皆さんにEXILEの歴史感をちゃんと伝えらえれるように頑張りたい」

NESMITH

「18人での最初で最後になるツアー。3人のご勇退はあるんですけど、寂しいという気持ちよりかは今のHIROさん含め19人、第四章のEXILEを思う存分体感できるステージにしたいと思っている」

NAOTO

「自分たち自身がこうしてEXILEになれて、ステージに立てているのはEXILEが夢の道を新しい世代に広げてくれたおかげ。今日は感謝の気持ちを自分の心と胸と目に焼き付けてパフォーマンスしたい」

小林直己

「(このツアーは)マツさん、USAさん、MAKIDAIさんの歴史、EXILEの歴史。そのパワー、それを応援してくれている皆さんのおかげでこれだけ盛り上がった」

ATSUSHI

「3人が新たな出発を切るわけでだから、不安もあると思う。もちろん新しいEXILEにも不安はあるけど、3人の不安をまた少しでもサポートしていければなと思う。(「AMAZING WORLD -epilogue-」は)変わらない絆の意味を込めて歌った。"AMAZING WORLD"のストーリーとしては最後3人へ贈る曲になってしまいましたけれど、それが"AMAZING WORLD"のツアーの終わりを意味するというのはとても意味深いものだと思う。それが3人の最後のステージだったというのが、最高の形だったんじゃないかなと思う」

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