『今、話したい誰かがいる』リリースインタビュー
乃木坂46衛藤美彩と深川麻衣が考えるグループの現在地 「いろんな乃木坂を見せたほうがいい時期だと思う」
「真夏にはいつか、料理本を出してほしいなと思っていて」（衛藤）
――では現在、ご自身のキャラクターというか、こういう自分を見せたいというのはありますか？
衛藤：いや、ないかもしれないです。今までは逆にそれを意識しすぎていて、明確なキャラクターがほしいなと思ってたんですけど、ほしいと思って手に入れられるものじゃない。周りのメンバーとの普段の関わりだったり、『乃木坂工事中』の番組の中で設楽（統）さんが言ってくださった言葉がファンの方に定着したりとか、周りのみんなが作ってくれるものだなというのを実感したんです。そうやって、自然にしている流れの中で色がついていってくれたらいいなと考えるようになった時に、お酒の企画もあってキャラクターにつながったりしたんですよね。意識していることがあるとすれば、自分はお姉さんメンバーだというのがあるけど、そこをあまり意識しないようにする、というのを意識しています（笑）。
――意識しないように、ということを意識する（笑）。
衛藤：私は23歳だからとか、そういうことを意識していると幅が狭まっちゃうかなと思って。グラビア撮影をたくさんさせていただく中でも、自分は大人っぽいからこの衣装は似合わないかもと思っていたものが、意外と着てみたら好評だったりしたんです。自分で決めつけない方がいろんな一面が出るのかなって。
――それもやっぱり周りがどう受け止めるか、反応するかに任せるというか。
衛藤：そうです。自分がこういうふうにやっていきたいというよりは、自分なりにやってみたものを皆さんに見てもらう。でもグループのメンバーのことでいうと、他の子たちが29歳とか30歳くらいになった時に、こういう感じになっててほしいなとかは考えますね。たとえば（秋元）真夏にはいつか、料理本を出してほしいなと思っていて。今はキャラクターとしてやってますけど、将来いつか本当に『胃袋ズッキュン！ まなったんのレシピ』みたいな本を（笑）。あと、まいまいだったら“聖母”にちなんで、ママさんになったときに育児本を出して欲しい。
深川：（眉をしかめながら）出せないよ……（笑）。
「スケジュール的に難しいかもしれないけど、ライブはもっとやりたい」（深川）
――では最後にグループ全体の話に戻って、乃木坂46が今、目指したいものはなんでしょう？
衛藤：いっぱいあります。みんなもそう思っているかはわからないけど、私はドームツアーをやりたいです。それに、真夏の全国ツアーでいろんなところをまわってライブをさせてもらったんですけど、まだ行ったことのない県も多いから47都道府県ツアーみたいなこともやってみたい。
深川：アンダーのメンバーはアンダーライブをいっぱい経験してるんですけど、選抜だとクリスマスライブやバースデーライブ、真夏の全国ツアーはあるけれど、どうしてもライブの数が限られますよね。ファンの方からも、選抜ももっとライブがあったらいいなっていう要望をいただいたりもしているし、ライブはもっとやりたいです。スケジュール的には難しいのかもしれないですけど、私の希望としては行ったことのない地方だったり、沖縄だったり、あと地元の静岡でもいつかできたらなと。
衛藤：私も（地元の）大分でやりたい！大分にiichikoグランシアタというホールがあるので、そこでやれたらいいな。まいまいが言ったようにスケジュールは厳しいかもしれませんが、選抜メンバーでも地方公演をちゃんとやってみたいですね。
（取材・文＝香月孝史／撮影＝三橋優美子）
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■リリース情報
13thシングル『今、話したい誰かがいる』
2015年10月28日（水）発売
価格：初回仕様限定（CD＋DVD）盤 Type-A ￥1650(税込)
初回仕様限定（CD＋DVD）盤 Type-B ￥1650(税込)
初回仕様限定（CD＋DVD）盤 Type-C ￥1650(税込)
通常盤 ￥1,050(税込)
アニメ「ここさけ」盤 ￥1404(税込)
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