『水曜歌謡祭』番組プロデューサーが語る、“水曜シンガーズ”起用の意図「今の音楽はコーラスが重要」

 さまざまなジャンルの若手からベテランまでが出演する多彩なゲストボーカルと“水曜シンガーズ”のコラボレーションは、まさに『水曜歌謡祭』でしか見ることのできないステージだ。 同番組が今後目指していく内容とは。

「インターネット、テレビ、その他さまざまな情報にはない、番組発のオリジナルな企画を提案していきたい。“水曜シンガーズ”に続き、“水曜ダンサーズ”の起用も考えている。番組独自の意外性を楽しんでもらいたい。毎回ゲストが変わるだけの番組とはちがい、レギュラーメンバーがいることで日々ステージが構築されている点も、他とはちがうところかもしれない」

 最後に、同プロデューサーは以下のように語った。

「コーラスを入れることによってボーカルを厚くしたり、あるいは、少し物足りない要素を添えるなど、表現の幅に広がりを持たせることができるようになった。テレビを通して、ボーカルの声の魅力を最大限伝えたい、という思いが強い。この番組の本当の良さが伝わるまで時間がかかるかもしれないが、今後も熱心に取り組んでいきたい」

 番組制作陣の音楽や番組制作にかける熱い思いが、『水曜歌謡祭』をひとつの音楽番組という枠を飛び越え、ひとつのステージとして発展させている要因となっているようだ。今後もコーラスに続き、同番組ならではのパフォーマンスが登場することを期待したい。

(文=久蔵千恵)

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