プラッドが新曲「Wallet」MVを独占先行公開 ビジュアライザの色彩がシュールで美しい

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先進的な音楽性で評価されてきたプラッド。

 今年で25周年を迎えるアンディ・ターナーとエド・ハンドリーによるテクノ・エレクトロニカユニット、プラッドが、5月17日にリリースした10枚目のアルバム『リーチー・プリント』より、新曲「Wallet」のMVを、本日5月19日、リアルサウンドにて独占先行公開した。

Plaid - Wallet

 同曲は、上野樹里主演映画『上野樹里と5つの鞄』の第二話『HOPE』(マイケル・アリアス監督)の挿入歌として使われた楽曲で、繊細に作り込まれた電子音の質感と、エモーショナルかつ深遠な旋律が印象的な仕上がりとなっている。また、MVは独自のビジュアライザを採用しており、非現実的な色合いや効果的に入るノイズで、その音色を表現している。

 アルバムのタイトルとなっている「リーチー・プリント」は、2人によると”クリエイティヴな過程、アイディアの取得、そしてそれらを再現するために必要な情熱”という意味が込められているとのこと。最新のシンセサイザー技術を組み入れたこの作品は、彼らがアンダーグラウンドにおけるエレクトロニック・ミュージック・プロダクションの先駆者であることを証明するものといえそうだ。その一方で、彼らがこれまでのキャリアで築き上げてきた、情感的でありつつ遊び心のあるスタイルは、今作でも健在である。

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アートワークにも遊び心が溢れている。

 今回日本盤の解説は、サウンドトラックの提供などでプラッドともゆかりの深いマイケル・アリアス監督が執筆。マイケル・アリアス監督自らの録り下ろしインタビューも収録している。

 また、マスタリングにはオウテカ、ボーズ・オブ・カナダを始めとするWarp諸作品で辣腕をふるうノエル・サマーヴィルが担当。プラッドが作り上げた電子音のテクスチャーを余すことなく伝えている。

 結成から25年の歳月を経た今も進化を続けるプラッド。最新作『リーチー・プリント』は、さらに複雑で豊かなサウンド・ワールドを楽しめる仕上がりとなっているので、ぜひチェックしてみてほしい。

(文=編集部)

■リリース情報
『リーチー・プリント(国内盤)』
発売:5月17日
価格:¥2,000(税抜き)

TrackListings
1 OH
2 Hawkmoth
3 Nafovanny
4 Slam
5 Wallet
6 MatinLunaire
7 Tether
8 Ropen
9 LiverpoolSt
10 Away(BonusTrackForJapan)

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