渋さ知らズ、7年ぶりの沖縄公演決定 大物ミュージシャンも多数参加した25年の歩み

 それから数々のオリジナル・アルバムとライヴ・アルバムを発表し、テントでの自主公演(設営から撤去まで全て自分たちで行っている)やライブハウスでの公演と平行して、ワールドツアー、そして大絶賛された2001年から2004年までのフジロック連続出演(2004年はクロージングアクトを務める)と活動の幅を拡大。結成から17年目にして2006年、アルバム『渋全』にてエイベックスからメジャーデビューした。前衛的でアングラな舞台表現でポップかつ雑食的な音楽を展開する渋さは、音楽ファンだけでなく演劇ファンやアートファンをも巻き込む唯一無二の存在となっている。

 近年も年間100本を越えるライブ活動や海外ツアーなど、アクティブな活動を続けている渋さ。2013年には神奈川国際芸術フェスティバル内でバンド最大のテント公演「天幕渋さ船〜龍轍MANDARA〜『徹底版、渋さ!』」を、横浜KAAT神奈川芸術劇場ホールで2デイズ開催し、横浜の街で100人規模の練り歩きをするなど、渋さの代名詞でもある“祝祭感”がこれまで以上に溢れる活動を展開している。日本のみならず世界でも注目を集める渋さ知らズオーケストラのステージは、これからも刺激的に世界中のオーディエンスを踊らせていくことだろう。
(文=岡野里衣子)

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