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A.B.C-Zはジャニーズの舞台を背負っていくーー『ABC座 ジャニーズ伝説 2017』で見せた真骨頂

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 毎年恒例となっている、A.B.C-Z主演の舞台『ABC座』。『ABC座 2015』は、少年隊・錦織一清によって演出された芝居で、ロックバンドにチャレンジするという内容。『ABC座 2016』は、人生に悩む人々を全力でサポートして応援する「株式会社 応援屋!!〜OH&YEAH!!〜」。毎年内容を変え、多くの観客を魅了してきた。そして2017年は『ABC座 ジャニーズ伝説 2017』だ。「ジャニーズ伝説」は2013年・2014年にも上演されており、今回は3年ぶりの上演となる。

 まず話題になっているのが、オープニングテーマの「We’re ジャニーズ」。男闘呼組や光GENJI、少年隊、SMAPなどジャニーズに所属するグループの名前が歌詞に組み込まれており、「ジャニーズ伝説」の幕開けにふさわしい曲になっている。「We’re ジャニーズ」が終わると、本編がスタート。「ジャニーズ伝説」は、ジャニーズ事務所設立のきっかけとなった初代ジャニーズの物語。2013年・2014年はオリジナル要素も入っており、観客の受け取り方に委ねられる部分も少なくなかった。しかし2017年では、映画『ウエストサイドストーリー』がきっかけになったことや、初代ジャニーズがもとは野球チームだったことなども描写されており、全くジャニーズのことを知らない人でもスムーズに理解できるようになっている。初代ジャニーズの結成から解散、そしてフォーリーブスのデビューへと話が進み、2幕ではたのきんトリオから嵐まで、A.B.C-Zにとって先輩となるグループの曲をメドレーで披露。まさにジャニーズの歴史と伝説を再現した舞台である。

 ストーリーの内容も然ることながら、今回観劇して感じたのはA.B.C-Z一人ひとりがスキルアップしていることだ。まずは、最年少メンバーの橋本良亮。一番最後に加入し、センターとして橋本が並々ならぬ努力をしてきたことは承知だ。しかしこれまでは、センターというよりもほかの4人に溶け込んでいた印象があった。だが、今回の舞台では身振り、手振り、立ち振舞い、歌……すべてにおいて存在感があり、ストーリーそしてグループを引っ張る“センター”へと成長していたのである。

 戸塚祥太は積極的な演技の仕事の成果が表れていた。ドラマ『癒し屋キリコの約束』(東海テレビ)、映画『恋するヴァンパイア』、『日本のいちばん長い日』、舞台『出発』、『広島に原爆を落とす日』、『寝取られ宗介』、『Defiled-ディファイルド-』と、メンバーの中でも一番多く演技の仕事をしている戸塚。そこで培ってきた演技力を武器に、今回はジャニー喜多川氏とアメリカの名プロデューサー・バリー デヴォーゾンをしっかり演じ分けている。特に、振り向き方や驚いたときの目線の動きなど、細かな動作まで演じていたのが印象的だ。

 河合郁人はアイドル力が抜群。三枚目キャラであることに変わりはないのだが、際立つ笑顔から目が離せない。たとえば、新作アクロバット「5BOX」の披露直後の「テレパシーOne! Two!」。体力を消耗した状態での激しいダンスとあり、かなり息が上がっていた。にも関わらず、河合の顔は満面の笑みで溢れている。その徹底ぶりには脱帽だ。

 最近テレビに引っ張りだこの塚田僚一は、アドリブ力とバラエティ力が素晴らしい。A.B.C-Zたちは昔から舞台でアドリブを入れることが多いが、塚田がアドリブを入れる度に笑いが起こる。しかも毎回少しずつアドリブを変えており、何度見ても笑ってしまう。これも数々のバラエティ番組で実力を磨いた成果だろう。

      

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