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山下洋輔

(ヤマシタヨウスケ)

“肉体派格闘”ジャズ・ピアニスト、山下洋輔はいつの間にやら02年で還暦を迎える歳になる。それなのになぜか若い! ほとばしるそのパワフルな演奏と強靱な精神力は、未だに無敵の男盛りを誇っているのだ。怒濤のように流れ出るフレーズを弾き切れないもどかしさから、思わず飛び出る肘での”急降下直撃奏法”や、腕や手の甲を駆使したさまざまな”奇奏法”に、初めてライヴに接した観客は必ずや戸惑い驚く。だが、その変化に富んだステージは一見の価値がある。——佐藤允彦と並ぶ、紛れもなく日本を代表する世界的ジャズ・ピアニストだ。
42年2月26日、東京生まれの山下は、62年に国立音大の作曲科へ入学。69年には山下、中村誠一(ts)、森山威男(dr)という最強の布陣で歴史的トリオを結成し、同年初夏、学内闘争真っ只中の早大キャンパス・バリケードの中において問題作『DANCING古事記』を私家録音。このパフォーマンスは現在でも一部のジャズ・ファンの間では語り草になっている。その後74年からヨーロッパ演奏ツアーが始まり、ドイツでは大絶賛を浴びる。79年にはニューヨーク進出を果たし、世界にその存在を知られる所となった。またメンバー・チェンジも幾度か行い、サックスが坂田明(as)に代わる他、異なるジャンルのアーティストらと”異種格闘技セッション”を繰り広げるなど、興味はつきない。
森山威男のアルバムに協力し、『INTRODUCING TAKEO MORIYAMA/山下洋輔とブラス12』(71年)を録音。『Clay/Yosuke Yamashita TRIO』(74年)、ピアノ・ソロによる『Sentimental』(85年)、『ラプソディ・イン・ブルー』(86年)などを発表している。また、エッセイストとしても活躍。著書に『ジャズ武芸帳』『ピアニストを笑うな!』『洋輔旅日記』『へらさけ犯科帳』『ドバラダ門』など。 (山本晋平)

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制作協力:
OKMusic

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