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Heaven 17

(ヘヴン・セブンティーン)

ヒューマン・リーグから分裂する形でシーンに登場したヘヴン17は、エレクトロ・ポップの潮流を牽引する形で、80年代初期から活躍した。ファッションをも含めたモダーンなアプローチは、英国のクラブ・シーンでもマニアックな支持を受け、オペラティックな女性ヴォーカルを配した「テンプテーション」(83年)は、イギリス・チャートで2位まで昇り詰める快挙をおさめている。
また、彼らを語る上で忘れてならないのが、その高いプロデュース能力だろう。マーティン・ウェアーを中心としたこのグループは、ヘヴン17と並行してBEFなるプロジェクトを形成しており、レイラ・ハサウェイやメイヴィス・ステイプルズ、テレンス・トレント・ダービーを擁したアルバム制作(91年)や、ティナ・ターナーのプロデュース(92年)で、いぶし銀の手腕を見せているのだ。
どちらかといえば、正当な音楽評価を受けていない感のあるグループだが、ブラック・ミュージックへの造詣も深く、常に新しい試み(打ち込み、サンプリングなど)にトライするミュージック・サイエンティストぶりは、今こそ正しく評価されるべきかもしれない。

制作協力:
OKMusic

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