> David Holmes

David Holmes

(デヴィッド・ホルムス)

デヴィッド・ホルムスのデビュー・アルバム『ディス・フィルム・イズ・クラップ・レッツ・スラッシュ・ザ・シーツ』(95年)や、その3年後にリリースされたクルーダー&ドルフメイスターとのセッション作『ゴーン』は、<モ・ワックス>レーベルの看板アーティストであるDJシャドウの実験的ブレイク・ビーツ・スタイルにも似た、トリップホップのヴィジュアル的側面を音像化している。プログレッシヴ・ロックからアンビエント・テクノに転向したスティーヴ・ヒレッジのアトモスフェリックなストリングスが加勢し、ジェームス・ボンド映画を思い出させるような作品を確立。なかでも、かすかに聴きとることのできるケルトのエッセンスが、このベルファスト出身のアーティストの故郷を彷彿させるようだ。そして、そこには水彩画の如し繊細な哀愁が潜んでいる。
ホルムスの音楽のもつシネマティックで寂しげな雰囲気は、孤独な映画ファンを惹きつけて止まないだろう。

制作協力:
OKMusic

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