連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」(第16回)
PCやガジェット、文庫本を入れる最適なカバンって? 編集者によるマイバッグ紹介(その1)
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。
第16回は、最近ジムに行く頻度を増やしたらHIPHOPを聴く割合が多くなって“心のパンプアップ”を実感している編集長の中村がお送りします。
CASE1:編集長・中村のカバン
突然ですが、みなさんはどんなカバンを使っていますか?
とある日の会議中、編集部のスタッフ同士で「カバンの選び方」に関する会話があったのですが、防水性や堅牢性、デザイン、大きさなど基準はまちまち。あまりにも人それぞれで面白かったので、このターンは編集部のスタッフがそれぞれのカバンを紹介していくことにしました。
そして言い出しっぺの自分がカバンを選ぶ基準は……「極力ビジネスっぽくないもの」です。
前職はスーツを着ていて、持つことのできるカバンの種類が限られていたので、その反動でビジネスっぽくないカバンを選ぶようになってしまいました。また、撮影をすることや機動力重視でバックパック重視にしていたということもあります。ここからはせっかくなので軽く遍歴を紹介しましょう。
覚えている限りで一番古いのはPORTERのユニオンリュックサック。上の小さいポケットに名刺が入るのは仕事で使ううえでもすごく便利でしたし、緑のタグもオシャレ。ただ、弱点は上が開いているため雨に弱いことと、PC用のポケットがないこと。そのため防水性の高いPCケースをバッグインバッグにし、結果的にかさばってしまっていた記憶があります。
次に買ったのはマリメッコのKORTTELI CITY BACKPACK。メンズがマリメッコ?と疑問に思うかもしれませんが、黒くてタウンユースな質の良いバックパックを探していたところ、見つけて一目惚れしたのがこのカバンです。PC用のポケットもしっかりあって、見た目はスリムながら意外と容量も多く、使い勝手も良かったので、ダメになるまで使い込んでしまいました。
そして約2年前。次のカバンはどうしようかと悩んでいたときに見つけたのが、現在使用しているYohji Yamamoto × New Era 2021SSのバックパックでした。着ている服との相性も悪くないし、この手のハイブラにありがちなロゴがドカンと入っている感じでもなく、黒地に黒ロゴとさりげないのも好印象。
見た目だけでなく、機能性も抜群。一番上のジップを開けると、PCポケット(しかもクッション素材付き!)が備わっているし33Lと大容量です。
また、二番目のジップを開ければポケットがたくさん。仕事柄、ICレコーダーと名刺入れとペンは必須なのですが、それがまとめて(しかも細かく分けて)入るため、バッグインバッグよりも取り出しやすくて便利。
そしてクセの強いビジュアルはカバンの内側だけなので、これもわかる人にだけしかわからない。
前面のキャップホルダーは帽子だけでなく、雨の日に折りたたみ傘をかけておくのにも使えます(実体験)。
サイドにはドリンクホルダーもありますし、ペットボトルを一番大きいスペースに入れて電子機器や書類が濡れる心配もなし。ポリエステル1680デニールと抜群で耐久性に優れたボディということもあり、長きにわたって活躍してくれています。毎年新しいアイテムが出るため、興味が湧いた方はぜひチェックしてみてください。
なお、バッグインバッグはバックパックの一番上のジップ内にピタリと収まるUber Eats仕様のバッグ(非売品)。ここにWi-Fiルーターやモバイルバッテリー、USBケーブル、文庫本などをまとめて入れています。過去はもう少し小さめのバッグインバッグを使っていたのですが、このケースを手に入れて「本が入る!」と入れ替え。ウケもいいのでしばらくはこの組み合わせで行くつもりです。
個人的にあまり大量のモノを持ち運ぶのが好きではなく、極力軽くしたいという気持ちでやっているため、そこまでカバンの中身にトリッキーなアイテムがありません。そのぶん、他の編集スタッフのカバンはどんな基準で選び、どんな中身をしているのかを知るのが今から楽しみです。
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