Z世代のスマホ事情って? 神アプリからリアルなサブスクの使い方まで本音を語る

Z世代のスマホ事情って? 本音を語る

 いまや、生活に欠かせなくなっているスマホ。物心がついたときから、スマホとともに生きてきたZ世代は、スマホに対してどのような意識を持っているのだろうか。

 今回は、『ミスキャンパス同志社2024』ファイナリストの山本望日と、中野安優に話を聞いた。

 なお、今回の取材はbienoが実施した「東大・早慶上智・GMARCH約500人に聞いた! Z世代のスマホ意識調査」の結果をベースに進行する。(編集部)

0円で髪を切ってもらえる“神アプリ”とは?

ーーまずは、自己紹介をお願いします。

山本望日(以下、山本):同志社大学文化情報学部3年の山本望日です。茶道部に所属しています。最近は、カメラにハマっています。

中野安優(以下、中野):同志社大学商学部4年の中野安優です。ゼミでは、電子商取引やeコマースなど、IT系の研究をしています。

ーーありがとうございます。お二人は、1日にどれくらいスマホを見ていますか?

山本:スクリーンタイムの平均をチェックしたら、4時間40分と書いてありました。

中野:わたしは6時間14分でした。

ーーどんなアプリを1番見ていますか?

山本:LINEとYouTubeですね。あと、ポッドキャストもランキングに入ってました。毎日1時間、ポッドキャストでBCCニュースを聴いているからだと思います。

中野:わたしは、Instagram、Netflix、LINEの順番でした。

ーーInstagramが1位というのは、bienoさんの調査結果とまったく同じですね。TikTokはあまり見ないのでしょうか?

中野:わたしは見ないです。リールもInstagramで見ているので、Instagramの使用時間が長くなっているのかもしれないです。

山本:わたしも、TikTokはまったく見ないですね。

ーーまわりにも、見ている人はいない?

山本:いないです。熱中しているのは、中高生のイメージですね。大学生はあまり聞かないかもです。

ーーまわりで流行っているわけではないけれど、面白いと感じているアプリはありますか?

bieno担当者:わたしは、小紅書(rednote)というアプリを利用しています。

ーーどんなアプリですか?

bieno担当者:Xの美容垢とかあるじゃないですか。それが、もっと集約されたような感じです。美容に特化した情報だけ流れてくるんですけど……。

ーーそれは、動画で?

bieno担当者:そうですね。なので、TikTokとXのちょうど中間くらいのイメージです。リンクが貼ってあって、気になったアイテムはそこから購入できるのもありがたいです。

山本:わたしは、TEDにハマっています。いろんな講演を視聴できるアプリなんですけど、は社会情勢がメインであるBBCニュースに比べて、TEDは人生のなかで自分が大事にしていることとか、わりと身近なテーマで話している人が多いので、聴いていて面白いです。

ーーそれは、英語で?

山本:そうですね。

中野:わたしは、美容サロンなどを予約できるminimoをめちゃくちゃ使っています。

bieno担当者:minimo、知ってる〜!

中野:新人美容師さんとか、新人ネイリストさんとかが多くて、0円から施術をしてもらえるのがいいですよね。

ーー0円から!?

中野:はい。マツエクとかマツパとかもしてもらえるんです。minimoでは、3000円以上払ったことがないですね。

ーー美容系のコストを安く抑えられるのは、かなりありがたいですね。ちなみにNetflixなどの映像系サブスクリプションは、複数加入するよりも、ひとつに絞って観ている感じですか?

中野:わたしは、Netflixとアマプラ(Prime Video)を使い分けています。ただ、ほとんどNetflixを使っているので、アマプラはたまにしか観ないです。

ーースクリーンタイムを見て、「使いすぎたな」と気にすることはありますか?

中野:うーん。気にしたことないですね。

山本:わたしは通知が届く設定にしているので、けっこう「使いすぎちゃったな」と思ことが多いです。

ーー通知が届いたら、触るのを控えたりしているのですか?

山本:そうですね。6〜7時間くらい使ってたら、「そろそろやばいな」と思っています。

ーー気をつけていても、ついついスマホに手が伸びてしまうこともありますよね。

山本:カメラが好きなので、よくInstagramでほかの人の投稿を見るんですけど、そのときは止まらなくなっちゃうかもです。

山本望日

中野:たしかに、調べもの関係は止まらない! わたしの場合は、あまり読書などをしないので、必然的に暇つぶしがスマホになっちゃいます。メイク中や移動中など、常に動画を流している感じです。

bieno担当者:わたし、スクリーンタイムの平均が10時間なんですよ(笑)。

中野:えっ、すごい!

bieno担当者:常にスマホが起動している感じですよね。ほかのことをしているときも、ずっと何かを流していたりするので。わたし、無音があまり得意じゃないんですよね。だから、ついついつけちゃいます。

ーー食事中にスマホを使うことはありますか?

中野:ひとりのときだと使います。テレビ代わりになっているので、スマホでドラマを観たり。

山本:食事中は観ないです。ただ、お風呂にスマホを持ち込むことはよくあります。「今日は、観たいものがあるからゆっくりお風呂に浸かろう!」って感じで。何もないと長時間入ることができないので、半身浴するときにはありがたい存在です。

ーー寝る前はどうですか?

山本:寝るときは、違う部屋にスマホを置いています。見ていると寝れなくなっちゃうので、スマホの充電を寝室ではできないようにしています。

ーーそれは素晴らしい……!

中野:本当にすごい! わたしは、ずっと見ているせいかもしれないけれど、不眠症っぽいときがあります。ただ、そんなときもスマホを使ってYouTubeで睡眠用BGMを流しているから……。

bieno担当者:結局、横にスマホがある感じだ(笑)。

中野:です……。

bieno担当者:わたしも、枕元にありますね。スマホをいじりながら力尽きて寝るって感じなので。

ーー現代人あるあるですね。

中野安優

山本:逆にわたしは、カメラを持って撮影をしに行くときは、スマホを家に置いて行くこともあります。

bieno担当者 & 中野:え〜!?

山本:電車の時間は時刻表を見たら分かるし。いつか来るから待てばいいか〜って感じで。

中野:たしかに、昨日一緒にディズニーに行ったときも、お客さん史上いちばん小さいんじゃないか? と思うくらいのカバンだったよね? 「充電器持ってきてないの?」って聞いたら、「いらない」って。

山本:あんまり使わないから(笑)。

中野:わたしだけチャージスポットを借りてました!

ーースマホ依存していない山本さん的には、どういう人がスマホ依存症だと思いますか?

山本:寝る前に見ているのは、ちょっと依存かな? と思います。寝る前にスマホを見るのはよくないって分かった上で見てるんだとしたら。

中野:耳が痛い……(笑)。眠りにつく瞬間まで、何かをしていないともったいないって思っちゃうんですよね。

bieno担当者:それ、分かる!

中野:それこそ最近はテスト期間だったんで、寝る前に暗記しなきゃいけない内容をスマホで流したりしていました。

山本:わたしは田舎の自然のなかで育ったので、逆に現代に追いつけていないのかもしれないです。

bieno担当者:じゃあミスコンが始まってから大変だったんじゃない? SNSとかもやらなきゃいけなくて。

山本:そうなんですよ。もともとInstagramもアカウントは持っていたんですけどログアウト状態だったので、マネージャーさんに「どうやって投稿するの?」って聞きながらやっていました。写真も撮る文化がないので、昨日も、ね?

中野:ディズニーで、わたしが「撮って〜」って頼んだあと、「撮ろうか?」って聞いたら「いらない」って言ってたね(笑)。

山本:だから、ミスコン期間は別人になった気持ちでした。当時、撮影した写真とかも全部消しちゃったし。

ーーでは、BeReal.やSnapchat、Zenlyなどのアプリを使うのはありえない?

山本:ですね。

bieno担当者:たしかに、BeReal.とかSnapchatって、スマホ依存症じゃないとできないですよね。「毎日ストリークを続けましょう」とか、通知が来たら撮影しなきゃいけないとか。

山本:絶対に無理だ〜。

bieno担当者:そう考えたら、最近のアプリってスマホ依存を前提に作られているのかも。それにより、余計に引き込まれていくというか。たとえば、山本さんは誰かとお付き合いしたとして、連絡がめちゃくちゃくるタイプは無理ってことですよね?

山本:想像できないです!

bieno担当者:スマホの使用頻度が合うかどうかも、恋愛観に含まれるようになってくるのかもしれませんね。

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