人気YouTuberプロデュースのアイドルグループが爆誕 SNSを武器に“戦略”を語る

2025年3月30日にデビューライブを控えている、6人組アイドル『Pixel Ribbon(以下、ピクセルリボン)』。チャンネル登録者数129万人のYouTuber・むくえなちっく。のえな、同じくチャンネル登録者数65.6万人のYouTuber・PKAのゆうぴーまんの2人がプロデューサーを務めていることから、SNSで大きな注目を集めている。
プロデューサー自身がインフルエンサーであることや、SNSというツールを武器にしたグループを目指していることなど、『ピクセルリボン』はいまの時代だからこそ可能性を大いに秘めた存在だ。
今回は、プロジェクト始動の背景からメンバーの胸中までをインタビュー。プロデューサー2人とメンバー6人に、動き出したばかりの物語を聞いた。
自分たちの経験を誰かにつなげたい
ーー『ピクセルリボン』のプロジェクトを立ち上げたきっかけについて、教えてください。

ゆうぴーまん:僕たちは休みの日があれば必ず合うくらい仲がいいんですけど、2人ともアイドルがすごく好きという共通点があって。僕は以前アイドル事務所で裏方として1年くらい働いていたこともあって、自然と「アイドルのプロデュースしてみたいよね」って話すようになったんです。
ーーお2人とも“アイドルが好き”、というのがきっかけなんですね。
ゆうぴーまん:あと、プロデュース業自体にも興味がありました。お互いのYouTubeチャンネルでもそれぞれがリーダーのような立ち位置でずっと活動してきたというのもあって。それで何かをプロデュースしたいってなったときに、“人”をプロデュースしたいと思ったんです。
えな:そもそも人が好き、というのもありましたね。だからプロデュースをするならモノじゃなくて人がいいと思いました。
私は「むくえなちっく。」(以下、むくえな)の活動をしているとき、自己プロデュースをしている感覚があまりなくて。ずっと自分とかけ離れたものをプロデュースしているというか……その気持ちにフィーチャーしたときに、プロデュースがすごく楽しいと感じていることに気づいたんです。昨年から活動の幅もだんだん広がってきたというのもあって、ぼんやりとその軸で仕事をやってみたいという気持ちがありました。だからゆうぴーまんに声をかけてもらったときに、自然と「すごくいいものができる」「やりたい」って思えたんです。
ーーゆうぴーまんさんは、どうしてえなさんに声をかけたのでしょうか?
ゆうぴーまん:僕は、えなぴのセンスや作り上げる世界観がすごく好きだから、一緒にやりたいと思ったんです。その気持ちを伝えたときに、えなぴも同じような思いを伝えてくれて、2人で始めることにしました。僕たちはインフルエンサー活動を高校生くらいのころからやっていて、もう10年くらいのキャリアになるんですけど、そのなかで自分たちが培ってきたものや、いままで見てきた景色、経験を、誰かにつないでいきたいと思ったんです。