西廣智一が選ぶ、2019年ラウドロック年間ベスト10 BMTH、Russian Circles、Slipknotなど意欲作が気になる1年に
1. Bring Me The Horizon『Amo』 2. Tool『Fear Inoculum』 3. Russi…
その暗黒舞踏風なライヴ・パフォーマンスに定評があり、他のヘヴィ・ロック勢とは一線を画す活躍をしているトゥール。荘厳さをもって構築される彼らのプログレッシヴ・サウンドは、ヘヴィ・メタルの新しい形を呈示すると同時に、グランジ以降のオルタナ・ロックの方法論に革命を起こしたといっても過言ではない。
93年に1stアルバム『アンダートウ』をリリース。狂信的なファンを生み、“ポスト・ジェーンズ・アディクション”と謳われ人気を博す。
バンドのカリスマ性を決定づけるフロントマン、メイナード・ジェイムス・キーナンのヴォーカルが、暗闇の中にうっすらと灯る蝋燭の炎のように静かにその力を現出。それを支える重量感のあるバンド・グルーヴが、聴く者の脳を蹂躙するかのようにまがまがしい雰囲気で繰り広げられている。
96年には2ndアルバム『アナマ』を発表。全米チャート初登場2位を記録し、トゥールの地位を確固たるものにした。また、メイナードはサイド・プロジェクトとしてア・パーフェクト・サークルを率い、00年にアルバム『マ・デ・ノムス』をリリース。04年には元スマッシング・パンプキンズのジェイムス・イハを迎えカヴァー・アルバム『イモーティヴ』を発売し話題となるが、06年には遂に本体トゥールを再始動し、5年振りとなる新作『10,000デイズ』をリリースした。
1. Bring Me The Horizon『Amo』 2. Tool『Fear Inoculum』 3. Russi…