ブランディ、トニー・ブラクストン、レディシ……現代に息づく誇り高き“レディ・ソウル”の新譜5選
・Brandy『B7』 ・Ledisi『The Wild Card』 ・Toni Braxton『Spell My Na…
一発KOのインパクトというよりは、ボディ・ブローのようにジワジワと効いてくるタイプ——トニー・ブラクストンの歌唱を例えるなら、そういう感じが適当か。溢れ出る感情を押し留めているかのようなヴォーカル・スタイルはどこか健気な女性をイメージさせ、かつ大人の色香も充分に醸し出しているものだ。そうした歌声は聴き込むほどにリスナーの体に染み渡っていき、気づかぬうちに誰しもを虜にしてしまう。またそのサウンドにおいては、ポップス的な耳なじみのよさを孕んだ美麗なメロディが多く見られる。ミディアム〜スロウ・ナンバーが彼女の得意とするテンポだ。——1st『ラヴ・アフェア』(93年)〜5th『モア・ザン・ア・ウーマン』(02年)まで、艶やかで安定感のある声を持つこの歌姫の魅力を存分に堪能できる。
余談になるが、とある雑誌で見せた彼女の妖艶なセミ・ヌードに、男性諸君は興奮を禁じ得なかったハズ!
・Brandy『B7』 ・Ledisi『The Wild Card』 ・Toni Braxton『Spell My Na…