最速詳細レビュー! 宇野維正が『宇多田ヒカルのうた』を全曲解説
本日12月3日、実にリリース6日前というギリギリのタイミングにようやく発表された『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13…
こんな声で愛を囁かれたら、心のなびかない女性はいないだろう。シルキー極まりない歌声とゴージャスなサウンドで、極上のアーバン・テイストを演出する"口説きソウル"にメロメロ……。そして、そのバラーディアぶりが最大限に発揮されるのは、やはりデュエット。ピーボが、パートナーに選んだ女性には、ロバータ・フラックを始め、ナタリー・コール/メリサ・マンチェスター/レジーナ・ベル/セリーヌ・ディオンと錚々たる面子が並ぶ。彼女らとまるで相思相愛のような愛の賛歌を繰り広げたナンバーの数々は、いずれも大ヒットを記録。また、どの作品でも、トミー・リピューマやピーター・バネッタ&リック・チューダコフ(クラッキンで有名)といった白人スタッフをプロデューサーに迎え、ブラコンAOR的なサウンドにアプローチしたことも忘れられない。
最近では、デビー・ギブソンとの共演や中西圭三とのコラボレーションが話題を呼んだ。
本日12月3日、実にリリース6日前というギリギリのタイミングにようやく発表された『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13…