西浦心乃助、『GTO』で直面した葛藤とプレッシャー 大島美優との“理想の共演プラン”も

西浦心乃助、『GTO』での葛藤とプレッシャー

 反町隆史主演ドラマ『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)で、サッカー部に所属する細川大翔を演じる西浦心乃助。ボーイズグループ・The Right Lightのメンバーとして活動しながら、映画『ブラック・ショーマン』に出演するなど、デビュー2年目で着実に活躍の場を広げている。

 インタビュー前半では、本作の現場ならではの葛藤と撮影秘話、13年間続けたサッカーを手放して挑む俳優業への思いを聞いた。

 後半は、同じ事務所で同い年、『GTO』でクラスメイト役を演じる大島美優との対談をお届け。お互いの印象から共演の展望まで、たっぷりと語ってもらった。

13年間続けてきたサッカーをやめて俳優業に挑戦

西浦心乃助

――『GTO』への出演は、オーディションで決まったそうですね。

西浦心乃助(以下、西浦):すべてのオーディションに気合を入れて臨んでいますが、その中でも「絶対に出たい!」という思いが強くて。『GTO』という作品への憧れと、同年代の方と一緒にお芝居をしたいという気持ちもあり、すごく思い入れがありました。

――実際、同世代のキャストが集まる現場に入ってみていかがですか?

西浦:よくお芝居の話をしています。柴崎(楓雅)くんだったり、川口(和空)くんだったり、子役から活動されている方もたくさんいるので、勉強させていただくことが多いです。僕はグループ活動もしているので、LIL LEAGUEの難波碧空くんとは境遇が似ていて。グループのことも話しますし、「今度一緒に遊びに行こう!」と盛り上がっています。

――一方で、同世代が集まる現場ならではの葛藤もあるのでは?

西浦:僕は俳優としてスタートラインに立ったのが遅いので、「焦らないように、焦らないように」と思っていても、どうしても焦ってしまって……。稽古の段階から、みんなはちょっとずつ世界観に溶け込めているのに、自分だけ置いていかれているような感覚がありました。「なんで自分はできないんだ」ともどかしかったですし、悔しさが募る稽古期間でした。

――すんなり役に入れたわけではなかったんですね。

西浦:僕もサッカーを13年間やっていたので、大翔と共通点はあるんです。でも、性格は相反する部分が多かったというか。「僕だったら」と考えた時に、大翔とは反対の意見が浮かぶことばかりで、そこを合わせていく作業に時間がかかってしまいました。

『GTO』©藤沢とおる/講談社/カンテレ

――そこから、どう役を掴んでいったのでしょうか?

西浦:映画『ブラック・ショーマン』で共演して以来、僕は稲垣来泉さんのことをずっと「お師匠」と呼んでいて(笑)。そんな稲垣さんに相談したり、柴崎くんに「自分が大翔役だったらどうする?」と聞いたりしながら、僕の考えとちょっとずつすり合わせていきました。

――仲間に相談しながら役を作っていったんですね。

西浦:「生徒たちでしっかりと作る」という意識が強くて。稽古段階から、自然とクラスメイト全員が同じ方向を向いて進んでいるのを感じていました。学園ものならではだと思いますし、自分自身もすごく成長できたと思います。

――主演の反町隆史さんとの共演はいかがですか?

西浦:反町さんからコミュニケーションを取ってくださることが多くて、本当に鬼塚先生みたいに引っ張ってくださっています。最初にご挨拶した時に、「泣いても笑っても3カ月しかないよ」と言ってくださって。撮影に入れば後戻りできないし、全力を出し切れなくても、時間は同じように過ぎてしまう。撮影に入る前にそのお言葉をいただけたことで、より毎日の撮影を大事にしようと気合が入りました。

――第7話は、いよいよ大翔のメイン回です。

西浦:大翔をフィーチャーしていただける貴重な機会なので、プレッシャーはありました。役として全力でぶつかりにいく中で、今の実力を知ることができる機会にもなるなと。全部出し切ったつもりではいるけれど、課題は山積みで……。完成した映像を観るのは楽しみですが、やっぱり悔しい思いもありますね。

西浦心乃助

――ここから西浦さんご自身のお話も聞かせてください。まず、この世界に入ったきっかけは?

西浦:僕が知らないうちに家族がアミューズボーイズオーディション2024に応募していたことがきっかけです。2歳で初めてSUPER EIGHTさんのライブに行ってからずっと憧れはありましたが「目指すには現実的ではない世界だな」と思っていました。もともと映像作品を観ることも好きで、「僕だったらどうするかな」「僕もこういう表情をしてみたい」と思いながら観ていたこともあったんですが、自分がお芝居をすることになるとは思っていませんでした。

――そういう目線で観ていることに、天性のものを感じます。とはいえ、最初は自分の意思ではなかったわけですが、本気で俳優の道を進もうと決意されたのは?

西浦:13年間続けてきたサッカーをやめる時は、かなり悩みました。ここまで応援してくれた人たちのことを考えると、「やめる」と簡単には言えなくて。でも、実際にやめてからは「この世界で活躍するしかない」と、ひとつスイッチが入りました。芸能界の道を選んだからこそ出会えた方々もたくさんいますし、場数を踏ませていただく中で「絶対にここで活躍したい」という思いがふつふつと湧き上がっています。

――ダンスや歌の経験がない中で、いきなりグループ活動というのもすごいですよね。

西浦:かなりの挑戦でした(笑)。でも、SUPER EIGHTさんに憧れていたので、「どんな景色が見られるんだろう」というワクワク感が大きかったです。僕はお芝居が好きなので、俳優としても戦えるようになりたいけれど、今回の『GTO』をきっかけに、グループという“自分が戻れる場所”があることのありがたさにも気づいて。今はThe Right Lightを知ってもらうためにも、一役者として妥協せずに頑張りたいと思っています。

西浦心乃助

――理想の俳優像についても聞かせてください。

西浦:事務所の先輩の細田佳央太さんのように、“普通の人物”も“普通ではない人物”も、マルチに演じられる俳優になりたいです。

――今後、やってみたい役柄はありますか?

西浦:恋愛映画で、恋が叶わない役をやりたいです。

――“叶う側”ではなく?

西浦:“叶う側”が似合うような、華のある方々はたくさんいらっしゃるので(笑)。恋愛映画を観ていて惹かれるのが毎回“叶わない側”なので、ちょっと切ない役を演じてみたいです!

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