『告白』“爽太”松村北斗ד麻里子”岡崎紗絵が急接近 “野瀬家”を取り巻くいくつかの謎

爽太(松村北斗)のもとに捜査一課の刑事・佐倉(玉山鉄二)が現れる。立岩(丸山智己)が殺害された事件で、現場近くの監視カメラに爽太の姿が映っていたからだ。第1話で描かれたように、立岩は第二ブランド事業部が進めていた企画を横取りし、その件で麻里子(岡崎紗絵)と口論になっていた。爽太は立岩に辞退するよう頼むと同時に、彼の不正の証拠を突きつけるわけだが、爽太が立岩を殺したのかどうかは明示されていないままだ。

そんななかで捜査の目が向けられた爽太は、佐倉に対して立岩と会っていたことを認め、「映ってなかったですよね、僕が立岩さんを殺すところ。映ってなかったってことは、やってないってことです」と挑発する。爽太が佐倉に向けるこの態度は、なにも彼が刑事だからではなく、麻里子に近付いている男だから、という理由のほうが大きいのだろう。8月25日に放送された『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系)は第3話。歪なラブストーリーにほのかな進展が見えると同時に、サスペンスの部分でも推理の種になりそうなポイントが見受けられた。

誕生日である8月1日(前回描かれた受験票のくだりで、1994年8月1日生まれだと確認できる)が近づき、憂鬱な気分を隠しきれない麻里子。それは実家で毎年恒例の誕生日会が開かれるからに他ならない。当然のように誕生日会が開かれることも、麻里子がそれを嫌っていることも把握している爽太は、仕事の連絡のふりをして彼女の実家に赴き、麻里子の祖母・昭子(丘みつ子)に“村上春樹”の話題でうまく取り入って、まんまと誕生日会に参加することに成功するのである。

少し前まで遠巻きに見守っていただけとは思えないほど積極的な動きを続ける爽太だが、この誕生日会への参加にはいくつかのねらいがあると見受けられる。ひとつは麻里子を笑顔にするため、彼女の周囲にいる危険因子――父親の銀次郎(石黒賢)や継母のサユリ(水野美紀)のことだ――を排除すべく接近を試みるため、そして25年前に麻里子を誘拐しようとした畑野(田中要次)と銀次郎の関係を探るため。こっそりと銀次郎の書斎に侵入した爽太は、そこで古い写真を見つける。それは1996年の野瀬化粧品の社内の写真であり、そこには畑野やサユリの姿も確認できる。

ここでざっと25年前あたりの時間軸を整理しておくと、爽太と麻里子が出会ったのは2001年5月7日(第1話の絵日記で確認できる)。麻里子が誘拐されそうになったのはその直後あたり(同じ絵日記のなかに記載されていたはずだ)で、畑野が捕まった後のシーン(第2話)ではまだ麻里子の母親が生きていることがわかる。そして、その後で母親が亡くなり、サユリが後妻として野瀬家に来たのは2002年5月10日。かつての同僚であった畑野とサユリが、なんらかの目的のために共謀していたと仮定すれば、畑野が誘拐に失敗したからサユリが後妻に入ったという可能性も捨てきれない。

さて、誕生日会の後にまたもや失言めいた言葉をこぼして麻里子に訝しがられそうになった爽太だがうまくかわし、終盤の“避難所”でのやりとりで彼女と急接近を果たす。なおさら友也(塩野瑛久)に言われたように“独占欲”からくる執着は強まることだろう。誕生日プレゼントとして爽太が麻里子に贈ったのは、麻里子の母親が好きだった白いカラーの花。「清純」などを意味するこの花を一本だけ贈るのは、「あなたは運命の人です」というメッセージでもあるのだとか。子どもの頃にもこっそり贈っていたが、今回は面と向かって。それはもう実質的に愛の告白と同義であろう。
■放送情報
『告白-25年目の秘密-』
日本テレビ系にて、7月11日(土)スタート 毎週土曜21:00〜21:54放送
出演:松村北斗、岡崎紗絵、塩野瑛久、佐々木希、水野美紀、丸山智己、石黒賢、玉山鉄二、久保史緒里、山下幸輝、夙川アトム、丘みつ子、田中要次
脚本:渡邉真子
監督:堀江貴大、鈴木浩介
音楽:得田真裕
チーフプロデューサー:松本京子
企画・プロデューサー:青木泰憲
プロデューサー:鈴木努、田上リサ
制作プロダクション:AXON
製作著作:日本テレビ
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/kokuhaku/
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