のせりんが目指す理想の役者像とは? “芝居を超えた”『ライフセーバー!』で得たもの

のせりんが目指す理想の役者像とは?

「クレイジーな悪役にも挑戦してみたい」

ーー初主演のプレッシャーや、座長として現場を引っ張る意識はありましたか?

のせりん:全くないです。本当にゼロです(笑)。照れくさすぎて「座長って二度と言わないで」と少し怒り気味に言ったくらいで(笑)。でも、長編映画でこれだけのセリフ量をこなせたことで自分を知れましたし、今までは出ずっぱりで出演者全員と同じシーンがあることにも自信がなかったので、結果として今後のためになる時間でした。いつまでも今のなよなよしたキャラクターではいけないと思うので、堂々と「座長」として立てるようになったときにまたお会いできたら嬉しいです。

ーー主演を経験されて、今後挑戦してみたい役柄や、10年後の理想の役者像はありますか?

のせりん:絶対に次も主演がいいという気持ちはないんです。今もいろんなオーディションを受けていますし、出演シーンが数シーンだけでも現場に出られるのはすごく嬉しくて楽しいので。これまでは自分と180度違うわけではない役が多かったので、今後はヤンキーやいじめっ子のような、全く違うタイプのクレイジーな悪役にも挑戦してみたいですね。理想の役者像を聞かれると難しいのですが、恐れ多いですが蒼井優さんのお芝居にずっと惹かれています。性別は違いますが、蒼井さんのような役者さんになりたいです。

ーー本作を通して「人を助けること」について考えさせられました。のせりんさんご自身は、何か行動を変えようと思ったりしたことはありますか?

のせりん:自分はわりと、街中で具合が悪そうな人を見つけると声をかけるタイプなんです。自分自身もパニック障害のように満員電車に乗れない時期があって。水があれば落ち着くということも知っているので「大丈夫ですか?」と声をかける側の人間なんです。だから、映画の冒頭で勇輝が倒れている方がいてもなにもできないでモジモジしている姿には「早く動け!」と思っていました(笑)。偽善と言われても、知らない人にもサッと手を差し伸べられる人は普通にカッコいいと思うので、そういう人間でありたいし、この気持ちはなくさずにいたいです。

ーー最後に、約1カ月間撮影された福井県高浜町の海はいかがでしたか? これを経て、また泳ぐ役のオファーが届きそうです。

のせりん:信じられないくらい海が綺麗でした。緑も美しくて、全国いろいろな場所へ行きますが、若狭のビーチは間違いなく上位にランクインします。ゴミも全くなくて砂浜も真っ白で、しっかりと手入れされていることが分かりました。映像が本当に綺麗なので、そこはぜひ観てほしいです。……次にまた泳ぐ役ですか? それはヤバいです(笑)。「水回り系俳優」になっちゃうので。でも『ウォーターボーイズ』のようなシンクロの映画なら、ぜひまたやってみたいですね。

■公開情報
『ライフセーバー!』
全国公開中
出演:のせりん、徳重聡、伊礼姫奈、中山卓也、松川尚瑠輝、手塚真生、古田耕子、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡德馬
監督・脚本:児玉宜久
プロデューサー:河合広栄
エンディング曲:「わたしのねがい」関取花
音楽:中西ゆういちろう
制作プロダクション:広栄
配給:日活
製作:「太陽の守護神」製作委員会
©映画「太陽の守護神」製作委員会
公式サイト:https://lifesavermovie.jp/

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