京本大我は“振れ幅”で魅了する 『10回切って倒れない木はない』での明るさに隠された不穏さ

京本大我は“振れ幅”で魅了する

 ミュージカルや舞台を中心に活躍するなか、ドラマや映画などの映像作品にも出演を重ねている京本。ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(2023年/テレビ朝日系)では、藤ヶ谷太輔演じる主人公・紘一の恋敵でありながら、愛されキャラでもある香取を演じる。主演を務めた『お迎え渋谷くん』(2024年/カンテレ・フジテレビ系)では、今をときめく売れっ子俳優・渋谷大海のうぶで不器用な性格と、愛花(田辺桃子)への恋心が暴走してしまうポンコツな一面を器用に表現してみせた。

 そして、日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(2023年/TBS系)の第8話にゲスト出演した際は、バスジャックの犯人役として異様な存在感を放った。隠し持っていた銃で皆実(福山雅治)の肩を撃ち抜き、乱暴な口調で乗客を脅しながら、狂気を宿した目で睨みつける姿には普段の京本の面影はない。しかし、常軌を逸した行動を取る彼の胸中には、匿名のSNSで好き勝手に誹謗中傷を行う人々に対する憎しみと母親を亡くした悲しみが渦巻いていた。連行される間際に「俺がバスジャックの犯人だ。くれぐれも間違わないように」と念を押すやるせない表情には、事件を起こすことでしか自身の感情を発露できなかった彼の行き場のない苦しみや憤りがたしかに滲んでいた。

 2024年に公開された『言えない秘密』で映画単独初主演を飾り、5月4日にPrime Videoで配信される『憧れの作家は人間じゃありませんでした』でも主演を務めることが決定している京本。人外で謎に満ちた美貌の吸血鬼作家という設定てんこ盛りな役柄を本作では演じるが、不思議と京本ならファンタジーな世界観にも馴染みつつ、作家・御崎禅のミステリアスな雰囲気をまとうことができるのではないかと期待してしまう。

 『10回切って倒れない木はない』でドラマ初共演を果たす志尊淳とは同学年で、もう10年以上の仲だという。拓人はミンソクや桃子と三角関係になりそうな重要なキャラクターだけに、彼の明るさと不穏さが同居する芝居が見られるだろう志尊との共演シーンも、よりいっそう注目していきたいところだ。

■放送情報
『10回切って倒れない木はない』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~放送
出演:志尊淳、仁村紗和、京本大我、長濱ねる、キム・ドワン、キム・ジュリョン、オ・マンソク、でんでん、田辺誠一
企画:秋元康
脚本:川﨑いづみ、松島瑠璃子
音楽:はらかなこ
演出:小室直子、内田秀実
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:島ノ江衣未、本多繁勝
音楽:はらかなこ
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/10kaikitte/
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公式Instagram:https://www.instagram.com/10kaikitte_ntv/
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