監督・黒沢清×主演・本木雅弘のタッグで『黒牢城』映画化 菅田将暉、吉高由里子らが出演

本木雅弘が主演を務める映画『黒牢城』が2026年に公開されることが決定。あわせて、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーらの出演が決定し、超特報映像、ティザービジュアル、メインカットが公開された。
本作は、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞(「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」「2022本格ミステリ・ベスト10」)を制覇した米澤穂信のミステリー小説を黒沢清監督で映画化したもの。黒沢にとって、本作は初の時代劇となる。
荒木村重(本木雅弘)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に囲まれ孤立無援に。城内の血気盛んな家臣たちを抑えながら、村重は妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな時、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起こる。容疑者は、密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か。城外は敵軍。城内には裏切り者。誰もが疑心暗鬼になっていく中、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)と共に謎の解決に挑む。事件の驚きの真相とは。
籠城中の“黒牢城”の城主であり、事件の謎の解決に挑む荒木村重役を演じるのは、本木。信長の使者として、謀反を起こした村重を説得にきたが地下牢に幽閉されるも事件の解決に助言を与える危険な天才軍師・黒田を演じるのは菅田将暉。村重のよき理解者であり救いとなる妻・千代保役を吉高、村重の腹心として家臣たちを束ねる荒木久左衛門役を青木、若手の家臣として村重に忠義を尽くす乾助三郎役を宮舘、事件の目撃者で狙撃の名手の雑賀下針役を柄本、村重の隠し刀として陰で暗躍する郡十右衛門役をオダギリが、それぞれ務める。
公開された超特報映像のタイトルコールは新垣樽助が務め、荒木が黒田に助言を求めるシーンや、謀反者が現れて疑心暗鬼になっていく城内の様子などが映し出されている。
あわせて公開されたティザービジュアルには、真っ直ぐにこちらを見つめる本木と、異なる方向を見据える菅田らが収められ、中央には「心を読め」というコピーが添えられている。
また、メインカットでは真っ直ぐにこちらを見据えた本木ら7人と、各キャラクターを象徴したコピーが確認できる。
コメント
本木雅弘(荒木村重役)
「主人公をドン底に突き落として解放するというのが好きなんです」そうサラッと言う黒沢さんは、冷静かつ挑戦的な監督です。歴史上では卑怯者のレッテルを貼られた荒木村重の内に秘めた葛藤とロマンを掬い取りました。魔的な(官兵衛)菅田さんと清廉な(妻)吉高さんの魅力に虚実ともに翻弄された京都での撮影の日々でした。原作と同様に、追い詰められて生きる現代人への提言を導くこの作品の仕上がりを、いつになく大きく期待しております。
菅田将暉(黒田官兵衛役)
黒沢組にまた参加できて光栄です。
前回は、銃撃戦に巻き込まれていく転売屋。次は、どんな役か楽しみにしていたら、黒沢清×時代劇という刺激に、心躍りました。しかも、あの黒田官兵衛を演じるということで、どんな戦模様が描かれるのかと思いきや、また想像を超える時代劇とミステリーの融合。
僕は、ほぼ舌戦。知と血と地にまみれ、脳みそフル稼働の撮影でした。
対峙した時の荒木村重役の本木さんの瞳が忘れられません。
是非、劇場へ。
吉高由里子(千代保役)
「光る君へ」を見てこの役をやってほしいという黒沢監督のお気持ちを聞いて、自分の演じた役が次の役へと繋がるバトンとなりとても嬉しかったです。
戦国時代は初めてで、その時代の死生観について学んだり悩んだり解せない感情にもぶつかったりもしました。たくさんの方が出演されていますが、私の役はほとんど本木さん演じる村重さんとしか関わりがなかったので、私も映画を観る日を楽しみにしています。
青木崇高(荒木久左衛門役)
国宝や重要文化財である城で撮影できたことはとても興奮しました。なかなか出来ない経験です。美しい形でありながら守りの要を果たしている、究極の機能美を感じました。天守閣からの眺めはとても素晴らしく、その領地を治める殿に仕える武将の気持ちを少しは感じられたかなと思います。映画「黒牢城」お楽しみあれ。
宮舘涼太(乾助三郎役)
乾助三郎を演じさせていただきました宮舘涼太です。
脚本の段階で、引き込まれると同時にすごく貴重な役をいただけたなと感じました。豪華なキャストの方々、そして黒沢監督のもとで演じるプレッシャーを感じましたが、「沢山学ぶ、全てを出し切る」という気持ちを掲げて撮影に挑ませていただきました。この作品がどう映像化されていくのか完成がとても楽しみです。
「黒牢城」という作品はそれぞれが色々な角度で悩み、騙し、奮闘する、誰が正義なのか、そんな作品です。観る方も自分がその時代を生きた一員だという目線で観ていただき作品を感じてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
柄本佑(雑賀下針役)
黒沢清監督作品に出演する事は全ての俳優の憧れです。
もちろん御多分に漏れず僕も憧れています。
出演させていただいた今でさえまだ憧れている。
それほどまでに、アダルトで艶のある黒沢組の現場に興奮しました。
オダギリジョー(郡十右衛門役)
荒木村重という武将の謎の多さに大きな魅力を感じました。それを演じるのが本木さん。そして初の時代劇に挑まれるという黒沢監督。その現場をいち早く見られるなんて、役得と言うものでしょう。俳優やってて、良かったかもかも。
黒沢清(監督・脚本)
最高に面白い原作に出会えたことが何よりの幸運でした。ただ時代劇も推理ものも僕は初めてで、うまく映画化できるか不安もありました。時代劇の正しさについては、本木さんはじめキャスト、スタッフ全員が完璧に理解されていてたので、その点は大丈夫です。あとは推理ものとして正しくできたかどうか。正直ここが大変難しかったのですが、荒木村重という人物の謎と魅力に導かれてどうにか駆け抜けました。
米澤穂信(原作)
映画化のお話を頂き、とても光栄に思っています。原作は暗闇が映える物語なので、きっと、心に焼きつくような暗闇が見られることでしょう。楽しみにしています。


■公開情報
『黒牢城』
2026年公開
出演:本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー
監督・脚本:黒沢清
音楽:半野喜弘
原作:米澤穂信『黒牢城』(角川文庫/KADOKAWA刊)
配給:松竹
©2026映画「黒牢城」製作委員会
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