ヒットアニメを支える内山昂輝&小林千晃 “ダウナー系ボイス”が重宝される理由とは?

それに対して小林も、ダウナー系の声質を持つ声優と言われている。内山と同じように、感情を分かりやすく表現しないキャラクターを演じることも多い。
たとえばブレイクのきっかけとなった『マッシュル-MASHLE-』の主人公マッシュ・バーンデッドは、日常シーンでもバトルシーンでもマイペースで飄々とした態度を取り続けるのが特徴だ。また代表作である『葬送のフリーレン』のシュタルクも、基本的には落ち着いたトーンで話す人物だった。
ほかにも『地獄楽』の画眉丸や『光が死んだ夏』の辻中佳紀(よしき)、『忍者と極道』の多仲忍者など、ダウナーな主人公を数多く好演。主人公以外でも、『WIND BREAKER』の佐狐浩太や『アオのハコ』の笠原匡などは同系統のキャラクターと言えるだろう。
とはいえ小林の場合は内山と違って、どちらかと言えばメリハリを強調した感情表現を取り入れている印象が強い。『光が死んだ夏』では激情を持て余す少年の心を巧みに演じてみせた一方、『忍者と極道』でも大切な人を奪われた怒りで激昂する主人公の心境をパッションあふれる演技で表現していた。
またコミカルな演技も得意としており、『葬送のフリーレン』ではダウナー系な作品の雰囲気を壊さない絶妙なバランス感覚でギャグシーンを成立させている。なお1月9日から始まる『ハイスクール!奇面組』ではメインキャラクターの1人、大間仁役にキャスティングされているので、そこでもコメディのセンスを示してくれるかもしれない。
いくら似た系統のキャラクターを演じることが多いといっても、当然内山と小林は声優として異なる資質を持っている。これからキャリアを積み重ねていくうちに、さらに両者の違いが際立っていくはずだ。今後の声優界を担う2人の活躍から、ますます目が離せない。
■放送情報
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期
日本テレビ系“FRIDAY ANIME NIGHT”枠にて、1月16日(金)スタート 毎週金曜23:00~放送
キャスト:種﨑敦美(フリーレン役)、市ノ瀬加那(フェルン役)、小林千晃(シュタルク役)、岡本信彦(ヒンメル役)、東地宏樹(ハイター役)、上田燿司(アイゼン役)
原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:北川朋哉
副監督:原科大樹
監督協力:斎藤圭一郎
シリーズ構成・脚本:鈴木智尋
キャラクターデザイン:高瀬丸、小嶋慶祐、藤中友里
コンセプトアート:吉岡誠子 音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
公式サイト:https://frieren-anime.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/Anime_Frieren
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@anime_frieren























