阿部サダヲ、『ふてほど』新作は「お正月から“すごく不適切”」 市郎を演じる喜びを明かす

2024年の話題をさらったTBS金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』が、1月4日に新春スペシャルドラマとして復活する。昭和のダメおやじ・小川市郎(阿部サダヲ)が、再び令和の、そしてさらにその先の未来へとタイムスリップ。今回のスペシャルドラマのサブタイトルは「真面目な話、しちゃダメですか?」。好きな時代に行けるようになった市郎が、娘・純子(河合優実)の未来を変えるために再び立ち上がり、様々な時代へタイムスリップする。

今回の続編決定について、主演の阿部サダヲは「連続ドラマの打ち上げの時に『続編があるかもね』みたいな感じで終わっていたので、(オファーが)『来たな!』という感じでした」と、予感があったことを明かす。脚本・宮藤官九郎による台本を読んだ際の第一印象については、「好きな時代に行けますから、『これは相当面白くなりそうだな』と思いました」と期待を膨らませつつも、「『今どこに誰がいるんだ?』と混乱しそうになる瞬間もあって……。珍しく宮藤さんも執筆の手が止まったそうで、『これは確かに聞かないと分からないな』と思いました。でも、最後はとてもいい終わり方だなと思いました」と、魅力的な構成に手応えを明かした。

再び小川市郎を演じるにあたっての役作りを問われると、「『小川市郎』という人物自身は変わらないので、特に準備はしていません」と自然体。一方で、「年代によって『未来を変えていいのか、いけないのか』という考え方が違うので、その整理は大事にしました。『どの年代の人が今、ここにいるのか』を把握するのが結構大変でした」と、タイムスリップものならではの苦労を語った。

本作の大きな見どころの一つが、“たくさんの市郎”が登場するシーンだ。「同じ場所に何人もの市郎が出てくるので、どうやって撮影するのかなと思っていたんです。そうしたら、助監督やエキストラの方に僕以外の市郎を演じてもらって、それに合わせて僕がそれぞれの市郎役の芝居をしていきました」と撮影方法を明かす。「そうやって撮った映像を合成するとのことで、声も体もかぶっちゃいけないので、そのあたりは大変でした。動きや立ち位置も細かく決められていて、『ここでしゃべってください』と指示を受けながら進めたので、時間はかかりましたけど面白かったです。初めての体験だったので、完成映像を観るのが楽しみです。映像を見た監督からは『良かった』と聞いたので、安心しています」と、新たな挑戦を楽しんだようだ。ただ、普段の撮影とは異なる難しさもあったようで、「普段はしゃべっている相手を見ながら芝居するんですけど、自分と対面している設定だから、実際に目の前に自分はいないので、やっぱり難しいですね。『この人としゃべっているんだよね』『こっちの人の話を聞いているんだよな』と頭に浮かべながら演じていました」と振り返った。

また、今回は江口のりこが都議会議員・平じゅん子役でゲスト出演している。阿部は「江口さんは『俺の家の話』(2021年/TBS系)でも宮藤さん脚本の作品に出ていて、『なんでもできるな』『宮藤さんの脚本に合うな』と思っていたので、一緒に宮藤さんの作品をやることができてうれしかったです」と共演を喜ぶ。「今回も政治家の役ということで、どう演じるのかなと思っていましたけど、やっぱり面白い。じゅん子を中心に回っていくお話でもあるので、見応えがあると思います。ご本人も『すごく楽しかった』と話していましたし、こんな江口さんはなかなか見られないと思います」と太鼓判を押す。

撮影中の印象的なエピソードとして、「純子の未来を変えていいのかどうか、そこは演じながらも常に意識していました。連ドラの時の出来事がこのスペシャルドラマにもつながっているので、『あの時は何年の市郎だったっけ?』と、監督と一緒に確認しながら演じました。難しかったけど、面白かったです」と語った。























