菅田将暉×竹内涼真×間宮祥太朗×岡山天音は秋ドラマ主演に 躍進続ける『帝一の國』俳優陣

千葉雄大&志尊淳

『天装戦隊ゴセイジャー』(テレビ朝日系)を経て『帝一の國』では森園億人を演じていた千葉雄大は、『ストロボエッジ season1』(WOWOW)で、主人公たちを見守る養護教諭を演じている。当時から真面目な優等生キャラがよく似合い、同時に抑えきれない愛嬌を持ち合わせていたが、年齢を重ねるにつれて自然と生じる“落ち着き”とそれらが組み合わさることで、ある種の“包容力”となって観る者に安心感を与える。
それは『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)出身で、榊原光明役だった志尊淳にも同じことがいえるかもしれない。秋クールのドラマではないが『グラスハート』(Netflix)はまさにそのような感じであったし、ただ、まだ『恋と闇』(日本テレビ系)のようなミステリアスな役柄もこなせるフレッシュさが備わっている。
間宮祥太朗×岡山天音×井之脇海

“ライダー・戦隊”出身ではない『帝一の國』出身組からは3人、まずはなんといっても間宮祥太朗だ。現在放送中の『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)では同級生たちが次々と殺されていく事件を解決するために奔走する主人公を演じており、ここ3年ぐらいの間に急激に主演スターとしてのオーラを携えてきた印象だ。『帝一の國』での氷室ローランド役もそうであったように、熱血漢タイプか苦悩めいたタイプかの両極を演じていることが多い間宮。そろそろなにか、こんな役ができるのかと驚きを与えてほしいところでもある。

佐々木洋介役だった岡山天音は、NHKの夜ドラ『ひらやすみ』で平家暮らしをする元俳優の青年を演じている。『帝一の國』以降はバイプレイヤーとしての地位を不動のものにしながら、着実に主演作が増えつつある岡山。脇役のときはしっかりと周囲を立て、主演作となれば岡山自身が持ち合わせている独特の空気感に作品自体を引き寄せる力を備えている。またバイプレイヤーといえば、古賀平八郎役だった井之脇海は、『ぼくたちん家』(日本テレビ系)で手越祐也演じる作田の元恋人役。出番は決して多くないが、アクセントとして良い働きを見せてくれている。






















