テレンス・ラウ×セシリア・チョイW主演 『幻愛 夢の向こうに』2026年2月20日公開へ

香港映画『幻愛 夢の向こうに』2026年2月公開

 香港映画『幻愛(原題)』が、『幻愛 夢の向こうに』の邦題で2026年2月20日に公開されることが決定した。

 本作は、『十年(原題)』で香港版アカデミー賞の香港電影金像奨で最優秀作品賞を受賞したキウィ・チョウが監督を務めたラブストーリー。キウィ・チョウにとって3作目の監督作となる本作で、第39回香港電影金像奨6部門(監督賞、脚本賞、撮影賞、音響賞、女優賞、新人賞)ノミネートを果たし、香港で2020年の興行収入第2位を記録した。

 主人公は、小学校教師をしているレイ・ジーロック(李志樂)。統合失調症を患いながらも何とか日常を送っていたロックは、ある出来事をきっかけに出会った女性ヤンヤン(欣欣)に一目惚れし仲を深めていくが、自らが抱える病について打ち明けられないでいた。その間に症状は悪化し、やがてヤンヤンがロックの幻覚だったことが明らかになる。愕然とするロックだったが、治療のために受けていたセラピーの場でヤンヤンによく似た女性イップ・ラム(葉嵐)が現れる。彼女は心理学を専攻する大学院生で、ロックに論文執筆に協力してほしいと頼む。

 主人公・ロックを演じたのは、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で九龍城砦の治安を守るひとり、信一役を担ったテレンス・ラウ(劉俊謙)。本作では映画初出演ながら第26回香港電影評論學會大奨で最優秀男優賞を受賞した。ロックが恋に落ちるヤンヤン/イップ・ラム役を、テレンス・ラウとは『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』『スタントマン 武替道』で共演したセシリア・チョイ(蔡思韵)が担当。現実と幻の世界に生きる複雑な二役を演じ、香港電影評論學會大奨で最優秀女優賞を獲得した。

 なおテレンス・ラウとセシリア・チョイは本作がきっかけで恋人となり、先日結婚を発表。2人とオーディションから撮影まで時間をともにしていたキウィ・チョウ監督は、海外メディアから2人について聞かれると「結婚について以前より知っていて、見守っていた」と語り、「クランクアップの日には空に虹が出ていた。テレンスとセシリア含む撮影チームとともにそれを見たが、結婚を聞いてそれが何を意味するのか分かった」と喜びのコメントを寄せた。

 あわせて、日本版Web限定ティザーポスターも公開。無数の光の中で主演の2人が見つめ合っており、映画の中で印象的に登場する香港の夜の街中で発光する、路面電車やバス、ビル群の光が用いられている。

■公開情報
『幻愛 夢の向こうに』
2026年2月20日(金)より、シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋、アップリンク吉祥寺、Strangerほかにて全国公開
出演:テレンス・ラウ、セシリア・チョイ、パウ・ヘイチン、プン・チャンリョンほか
監督:キウィ・チョウ
配給:ツイン
2019/香港/広東語/119分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:幻愛/英題:Beyond the Dream
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